【Who’s NXT】NGONG |「妥協せず、心の底から良いと思える楽曲を作る」沖縄発レーベルASPR SOUNDから新進プロデューサー

2021.1.12


NGONG インタビュー

NGONG

2010年に当時17歳で地元沖縄を拠点としたレゲエサウンドクルー・Camel Soundのメンバーとして活動を開始。その後2014年にカリフォルニアへの短期滞在を経てビートメイクを始める。

現在は県内出身のアーティスト達と共にレーベル・ASPR SOUND(アスペロ サウンド)を立ち上げ、地元沖縄で活動中。

Who’s NXT : A series of interviews with featured artists


——NGONGさんが音楽に興味を持ったきっかけを教えてください。

僕の場合は、小学生の時にはじめてMicheal JacksonのLIVE映像をYouTubeで見て、その動画に衝撃を受けて洋楽にハマっていきました。

 
——自ら音楽をやることになった経緯というのは?

高校に入学した時に同じクラスの友達にレゲエ好きの子がいて、その子の1つ上のお兄ちゃんがタンテを持っていて、よく家に遊びに行ってレコードを回したりしていたんです。その流れからレゲエサウンドを組んで、高校2年の時にはじめてイベントに出ました。

 
——現在どの辺りを中心に活動していますか?

沖縄県那覇市を中心に活動しています。

 
——最新作を教えてください。

今年1月4日に、Kethug君との楽曲「Trust」をリリースしました。この楽曲は沖縄県北谷町をベースに展開しているセレクトショップ“Chocolate Jesus”のCMソングにもなっていて、自分が得意としているチルなサウンドの上に、Kethug君の美声と心地良いメロディーが印象的な楽曲に仕上がっています。


NGONG, Kethug - Trust

「Trust」各配信ストア : https://linkco.re/rbHypbup

 
——他にこれまででおすすめ、あるいは思い入れのある作品をあげるなら?

イチオシの楽曲は、Yo-Seaと共作でリリースした「触れる」です。沖縄の海の音を意識して作ったビートで、Yo-Seaのどこか切ないリリックとメロディーがマッチしていて、かなりエモーショナルな楽曲になっています。このビートにYo-Seaの声とリリックが入って返ってきた時は、感極まって涙ちょちょぎれました!(笑)


NGONG インタビュー

「触れる」各配信ストア : https://linkco.re/6p59ra65

 
——普段楽曲の制作はどのようにされていますか?

現在は那覇市にある友人宅にスタジオを構えていて、そこで同じクルーのメンバーと制作を行なっています!

 
——NGONGさんはどういったアーティストに影響を受けましたか?

Ty Dolla Sign
彼の多種多様な音楽性に影響を受けています!自分で楽器も出来て、プロデュースも出来て、本物と思えるアーティストです。

The Isley Brothers
伝説のファンクバンドですが、今聴いても常にフレッシュなサウンドで、未だにどの曲にもくらいまくっています!何年経ってもサンプリングをするアーティストも絶えないですし、長年聴いてもらえる楽曲を作るって本当に凄いですし大切だなと思わせられるアーティストです。

Micheal Jackson
今音楽に携われているのも、小学生の頃に彼の音楽に出会えたことがきっかけです。

 
——楽曲でいうと、どういった曲に影響を受けましたか?

Glasses Malone – That Good ft. Ty Dolla Sign,C Ballin

もともと西海岸のサウンドが好きで良く聴いていたのですが、Warren Gの「This D.J.」のサンプリングに痺れました!

 
The Isley Brothers – Between the Sheets

この曲もそうなんですが、Debarge「I like it」や、Grover Washington Jr「Just the two of us」などのコード進行が最高に大好きで自分の楽曲制作にもかなり影響しています!

 
Micheal Jackson – P.Y.T

この楽曲のグルーヴにかなりくらいました!フックのマイケルジャクソンの声も最高です!

 
——NGONGさんは音楽活動をするにあたって何か特に意識していることはありますか?

自分のアーティストとしての立ち位置、やりたい事、一緒に制作をしたいアーティストなど、しっかり区切りをつけて妥協をせずに制作活動を行なっています。お金でどうこうとかでは無く、自分が心の底から良いなと思える楽曲を制作するように心がけています!

 
——現在の音楽を取り巻く状況に関して、何か感じることはありますか?

自分が10代の時の環境よりかなり制作環境が整っていますし、チャンスも増えていて、実際国内のヒップホップもメジャー、インディーズ問わずかなり盛り上がっていると思います。これからはオリジナリティが大事になってくると思うので、自分も自分なりのオリジナルを追求して沢山のリスナーに聴いてもらえる素敵な楽曲を作れるよう頑張りたいです!

 
——最後に、今後の活動の展望や予定を教えてください。

現在はEPの制作を行なっていて、夏までにはリリースできればと思っています。全員沖縄出身アーティストの予定です!

 

NGONG
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Coming Freshers

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