Liza × 7 コラボインタビュー「自分の価値は自分で上げる」誰にも媚びない2人の深く確かな共鳴

2023.11.6

影響し合い高め合う2人

——いまお話しいただいたのは人間性的な部分でしたが、音楽的な面では、お互いのスタイルについてどう感じていますか?

Liza:私は抽象的な歌詞が多くて、ついついひねりを加えたくなる。オシャレな言葉を盛り込もうとか、綺麗に見せようとすることを考えるんです。だけど、7ちゃんは直接的なリリックを書けるし、身近なワードを賢く使える。私は良くも悪くも繊細さを追求しすぎちゃって、周りに伝わりづらくなっちゃうこともあるから、7ちゃんのわかりやすいユニークな感じとは正反対で。だからこそ、一緒に楽曲を作るとめちゃめちゃ良い塩梅だなって。

7:りいさんも私も、考えてることは一緒やけど方向性も曲調も違うんで。そういう点でも高め合えてますね。

——楽曲を聴いていても、それぞれ影響され合っているのが伝わってきます。

Liza:確かにそうかも。「AWAY」の「小1の遠足 / 隣のあの子はキャラ弁」のくだりは、7ちゃんの良い部分を吸収しようと思って、今までやらなかったような言葉選びに挑戦してますね。「げんこつ」っていうワードとか。

——今までLizaさんの楽曲にはなかった生活感が表れていますよね。

7:逆に、私もりいさんからだいぶ影響受けてます。「Lost」では私がちょっと高めの声で歌ってみたりとか。

——繊細な部分も表現して。

7:そうですね。お互いに無い部分を持ってるので……私ホンマに女の子の友達いないんですけど、今はりいさんと仲良くなれて、生活も楽しくなってます。

——今年7月に7さんがXで「付き合う人間でホンマに人って変わるね」と投稿して、Lizaさんがリプライで反応していたのも印象的です。

Liza:私がロシアに帰る時、アブダビの空港で、ひたすらそういうことを3時間ぐらい電話で話して。その時7ちゃんの周りに、明らかに7ちゃんを利用しようとしてる人達がいたんですよ。「私、『ラップスタア』に出てる7と友達だぜ」みたいなノリで。私は7ちゃんが好きだからそれを見てられなくて、2人でめっちゃ話し合いました。

7:東京で初めてできた女の子の友達とかがおったんですけど、あんま上手くいかんくて。そういうのもりいさんに相談して、自分の周りに誰を置くかって重要やなっていうのを学びました。

——7さんにとって、Lizaさんは恩人でもあるんですね。

Liza:そこはお互い様です。

——めちゃくちゃ良い関係なのが、お話ししていてずっと伝わってきます。

Liza

 

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