Liza × 7 コラボインタビュー「自分の価値は自分で上げる」誰にも媚びない2人の深く確かな共鳴
お互いの価値観を映した「Lost」
——9月29日には2曲目のコラボとなる「Lost」がリリースされました。「AWAY」に比べると抽象的な内容の楽曲だと思いますが、改めてどのような楽曲かご説明いただけますか?
Liza:苦しい部分を明るく変換してみせた「AWAY」に対して、私達が背負ってる暗いものを表現した曲を作りたいと思って出来た曲です。歌ってる内容は、2人でいつものように話してることなんですよね。それこそ、自分の価値は自分で上げろっていうことだったりとか、周りにいる自分を持っていない女性のこととか。「AWAY」みたいなわかりやすい内容ではないけど、もっと深いお互いの価値観を映していて、すごく大事な楽曲です。
——「AWAY」は7さんの持つ強いバイブスが楽曲をリードしている印象でしたが、「Lost」は逆にLizaさんの世界観に7さんを引き入れていくような印象があります。
Liza:7ちゃんが「AWAY」を私に送り付けてきたように、「Lost」は私から制作を始めて7ちゃんに送り付けてるので。その後も楽曲の方向性とかを話し合ってるわけじゃないのに、ガッチリハマるところが相性の良さだなと思います。
7:それぞれが本当に思ってることを書いてもらおうと作ったら、上手いことハマるっていう。
——個人的には、Lizaさんのバースの「愛歌う三木道山」というリリックが気に入ってて。急に思わぬところからネームドロップするインパクトもあるし、「一生一緒にいてくれ」っていうのが愛だよね、という価値観も伝わってくるというか。
Liza:その後に出てくる「愛した女泣かせ」っていうリリックが、その対比にもなっていますね。
——「AWAY」に続いて、7さんの歌唱も素晴らしいです。近作ではマンブルラップ的なアプローチの印象も強かった分、この2曲で7さんの幅広いポテンシャルが多くの人に伝わったんじゃないかと。
7:そうだったら嬉しいですね。歌うことはめっちゃ好きですし、もっとできるぞ、というところを見せたかったので。
——2曲とも、MVの公開時はリスナーにYouTubeでコメントをするように強く促していました。やはり、リスナーとともによりスケールアップしていきたいという野心があるのでしょうか?
Liza:ちゃんと中身がある音楽が広まるべきだと思ってるので。
7:だからライブのときも、「AWAY」を歌う時には「お前ら全員TikTok開け」みたいな(笑)。強制的にアップさせて、広めようとしています。