Яu-a インタビュー 1stシングル「ネオンサイン」からバイラルヒット連発 繊細な感性とビビッドな表現で若者から絶大な支持を得る新星アーティスト

インタビュー
2024.12.24

——「ネオンサイン」は今年約200日連続でSpotifyのバイラルチャート100位以内にチャートインし続けるほどのヒットとなったのですが、最初バズったときはいかがでしたか?

「お前の彼氏寝取ってやったの。」はバズるだろうなと思ってました。でも、「ネオンサイン」が結果それを上回ったことについては、あんまり納得いっていないというか(苦笑)。というのも、「ネオンサイン」の出来に自分としてはそこまで満足していないので、不思議な感じです。どうしてあんなにバズったのか自分でもよく分からないんですけど、考えてみるとやっぱりフレーズがすごい耳に残りやすいのかなって。あとさっきの話にもありましたけど、イントロがいいって言ってくださる方が多くて、それはビートを聴いた瞬間に自分もイントロを好きってなって使ったので、そこもあるかなと。

バズったことについては、本当にいきなりで、何も分からないままどんどんすごいことになってしまったので、もうちょっと知識と経験を積んでからバズりたかったなっていうわがままがでてくるくらいびっくりしました。本当にありがたいです。音楽でうまくいくなんて無理だろうって思いつつも、心の奥底ではいけるはずっていう思いが小さい頃からずっとあったので、こういう状況になって不思議な感覚です。

——先ほどジャンルの話もありましたが、世間的にはハイパーポップ系のアーティストと見られている傾向もあるかなと思うのですが、その辺はいかがでしょうか?

自分としてはいろんなジャンルの音楽が好きで、たまたまハイパーポップで作った曲がバズったので、これからどうしようみたいな。正直ハイパーポップに詳しいわけでも全然ないんで。その時やりたい音楽をやってるという感覚。これまでの曲だと「Barbie」のような落ち着いた雰囲気の曲もありますし。だから気に入ったビートで、そこに当てはまる言葉とメロディをつけていって、最終的には韻も意識しながらストーリーに落とし込んで、自分なりの音楽を作ってるだけという意識が強いです。

——曲作りにはどれくらいかかりますか?

集中しちゃえば一時間くらいで。レコーディングも家で録れる環境があるし、ミックスやマスタリングも一応自分でできるので。

——客演も増えていますが、もともと知り合いのアーティストだったりしますか?

いえ、DMで声をかけてもらって、それから一緒にやるっていう流れが多いです。個人的には特定のシーンでやっていきたいみたいなことも全然意識していません。

——客演に加えてライブをする機会も増えていますね。

みんなにこれだけ聴いてもらってる以上は、やりたくないこともやらなきゃいけないなっていうのはあって。苦手ながら頑張っています。

——新たなアーティストとしてこれからさらに大きな可能性を秘めているЯu-aさんですが、今後の展望や理想のアーティスト像を教えてください。

何だろう…… 唯一無二な感じになりたいというか。うまく言えないですけど、他とはちょっと外れてというか。自分としてブレずにいながら、いろんなジャンルをやりたいです。

あと、将来できるなら歌うのをやめたいです。

——え!どうしてですか?

表に立つのを極力少なくして、プロデューサー、ビートメイカーになりたいんです。もともとクリエイター志向が強いですし、自分の性格や能力を考えた時に、そっちの方があってると思うので。歌を完全にやめるわけではないですが、技術的なことをもっと身につけて、いつかはその方向を自分の音楽キャリアのメインにしたいです。

——それは意外でした。Яu-aさんは自分で作って歌って活動をスケールさせていくアーティストだとばかり思っていたので。でも、今後の活躍の幅がさらに広がりそうですね。では最後に、これからの具体的な動きとリスナーへのメッセージをお願いします。

来年2月あたりにセカンドEPのリリースを考えています。それはR&Bからハウス、そしてサンクラっぽい曲まで、幅広い音楽性のものにしたいと考えているので、楽しみにしていてください。

そして、いつも私の曲を聴いてくださっているみなさん、リリースから時間が経っている作品もずっと聴いていただいて本当にありがとうございます。これからもマイペースですが頑張っていくので、曲を気に入ったらまた聴いてもらえれば嬉しいです。

 
 
Яu-a
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