Karavi Roushi、約5年10か月ぶりの2ndアルバム『BLADE N』 Aquadabがサウンドデザイン

Karavi Roushi & Aquadabがアルバム『BLADE N』を2月19日にリリースした。
名古屋発のHIPHOPクルー・HYDRO BRAIN MC’sのメンバーであり、2019年4月にリリースされた1stアルバム『清澄黒河』で頭角を現したラッパー・Karavi Roushi。約5年10か月ぶりに放たれる待望のニューアルバムである本作は、前作同様にサウンドデザインを同クルーのAquadabが担当。ラッパーとトラックメイカーとの密な双方向性のもとで制作され、二人の連名リリースであり同時にKaravi Roushiの2ndソロアルバムにもなる入れ子のような作品となった。
アートワークはTakara Ohashiが担当。3人のチームでガラス細工のように作り込まれた本作では、音楽面で意識的に方法論を変え、従来NGとされてきたラッパーのヴォイスやフローに干渉する対旋律を積極的に採用した楽器法、複雑に音が編まれたトラックで、ラッパーとトラックメイカーが対等の関係となったサウンド・テクスチャーを提案している。
時にシンセ機材のようなKaravi Roushi独特のヴォイスは切れ味を加え、アートワークでは、「死なないこと」とファースト・トラックで歌い出される『BLADE N』に秘められた物語世界をOhashiが見事にヴィジュアル抽出し、『清澄黒河』同様のインパクトを与えている。
フィーチャーリングアーティストとして、rowbaiとの共演でも話題のラッパー・Kuroyagi、エモーショナルな心の機微を歌うHIPHOPアーティスト・ORIVA、HIPHOP集団The SexorcistよりC.J. CALを招き、サウンド面ではCo-ProducerとしてSyntheticが参加している。