Mionインタビュー レゲエアーティスとプロデューサー 二つの顔でジャンルの壁を越える
Mion
1990年に仙台で生まれる。14歳の頃、ヒップホップに影響を受けラップを始める。16歳になった頃、本格的にレゲエアーティストとして活動を開始。以降、StarBwoyWorksがプロデュースする「Money Clip Riddim」を始め、多くのRiddimに参加。2020年にはVIGORMANとの合作「酔歩」をリリースし、iTunesランキング2位を獲得。また、レゲエアーティストとして活動をする一方で、“YOUNG BEATS INSTRUMENTAL”名義で自身のトラックの他、KEIJUのメジャー1stアルバム『T.A.T.O.』やRUEEDの7thアルバム『K』など、名だたるアーティストに楽曲を提供するトラックメイカーとしても活動をしている。ジャンルの壁を越え、幅広い活動を行うそのスタイルは、唯一無二のスタイルであり、今後の活動にも注目が集まる。
Who’s NXT : A series of interviews with featured artists
——音楽に興味を持ったきっかけ
小さい頃から親がディスコとかレゲエを聴いていて、知らず知らずのうちにブラックミュージックが身近にあったんです。その頃から興味がありました。というか好きでした!
——自ら音楽をやるようになった経緯
中学生の頃、同級生と気が合わなくて先輩達といることが多かったんですけど、ある日先輩がクラブに連れて行ってくれたんですよ。そしたら、ちょうどその時のゲストがなんとRUDEBWOY FACEで。そのステージを見たのがきっかけですね。
——現在の活動拠点
基本は地元仙台ですが、いろいろなところにいます。制作だったりライブだったり、週末は県外にいることが多いです。
——直近の作品について
先日10月20日にファーストアルバム『UPGRADE』をリリースしました!この作品は仲間への感謝やある女性との出会い、裏切り、そして人とは違う生き方。人と人の繋がり、その中で自分を“UPGRADE”する生き様をそのままリリックに描いた等身大アルバム。13曲中12曲がセルフプロデュースになっていまして、さらにKEIJU、VIGORMAN、D.D.Sをはじめ、今勢いのあるアーティストも客演で迎えています。
——これまででイチオシの楽曲
イチオシというか思い出が深い作品なんですが、今年の8月にリリースした「南の島の物語 (feat. J-REXXX)」です。この曲、実はハワイでの失恋の歌なんですよ(笑)。だから少し切ない曲なのですが、当時何か思い出に残しておきたくて、その時に書いた歌詞を元に作りました。また、曲の内容が南の島の物語ということで、MVは沖縄県の宮古島で撮影しました。
——楽曲の制作について
楽しめる環境で楽しく作る。これはすごく重要だと思います。
——自身の特長をひとことで言うなら
歌とプロデューサー、二つの顔がある。
——影響を受けたアーティスト
Burna Boy
アフロビートが好きで、特にこのアーティストのメロディーとリズムがやばすぎます。
RUDEBWOY FACE
歌詞のはまり方が日本人離れしています。さっきも答えたように、この人がいなかったら自分は歌ってなかったかもしれないです。
VIGORMAN
歌詞がすごく良くて、耳に残るあの声はどこにもないと思います。
——影響を受けた楽曲
三木道三の「Lifetime Respect」ですね。マジ青春真っ只中の時の歌です(笑)。いまだにカラオケ行ったら歌います(笑)。
——音楽活動において意識していること
百聞は一見に如かず。なんでもトライして、失敗も成功もあって今の自分があると思っています。
そして、何よりも楽しく作ること。作ってる時の楽しさとか雰囲気はトラックにも歌詞にも出ると思います。
——現在の音楽シーンについて感じること
もっともっと音楽的にヒップホップとレゲエとの距離が近くなってほしいです。
——今後の活動予定/展望
改めてですが、リリースしたファーストアルバム『UPGRADE』をぜひ聴いてほしいです!
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