新進シンガーソングライター・OHTORA、楽曲「ツレナイズム」が台湾バイラルチャートで1位に “アーティスト渾身のクリエイティブ ✕ チームの丁寧な施策”【Independent Goes Viral】

2021.2.3


OHTORAの「ツレナイズム」が台湾のバイラルチャートで1位に

4s4kiやmaeshima soshi他、気鋭のアーティストを多く手がけ、レーベル・術ノ穴を展開するササクレクト。そのササクレクトに所属する新進シンガーソングライター・OHTORAの楽曲「ツレナイズム」が今台湾のSpotifyバイラルチャートを賑わせています。今回の「Independent Goes Viral」は、海外でバイラルするその「ツレナイズム」にフォーカス。

 

OHTORA「ツレナイズム」、台湾で異例のヒット

R&Bからシティ・ポップ、ファンク、オルタナティブまで幅広い音楽性を独自のセンスで楽曲に落とし込むOHTORA。「ツレナイズム」もポップかつチルな雰囲気のR&Bサウンドの楽曲に仕上がっており、現在台湾でバイラルしています。Spotify 台湾 バイラルTOP50のチャート推移をルックアップしてみると、同チャートに初登場したのは今年の1月18日に7位で新しくランクイン。その後、同位置前後をキープしながら、1月25日に5位、26日に4位、27日に3位と着実にランクアップし、そして28日についに1位を記録。その後、1月31日まで1位にランクインし続け、現在もTOP3内に位置しています。


【Independent Goes Viral】OHTORAの「ツレナイズム」が台湾のバイラルチャートで1位に “アーティストの渾身のクリエイティブ ✕ チームの丁寧な施策” が結果に
OHTORA「ツレナイズム」のSpotify 台湾 バイラルTOP50(2021.1/18 – 2/1)のチャートアクション

 

 

レーベル・ササクレクトとOHTORAが語る「ツレナイズム」

新鋭アーティストが国内でバイラルすることはもはや珍しいことではありませんが、今後海外でもバイラルすることがさらに増えていくであろうことを予感させる今回のケース。ササクレクトの久嶋氏と、OHTORA本人へ今回の件についてショートインタビューを行いました。

 


——今回の「ツレナイズム」の動きに気付いたのは?

久嶋 : ツレナイズムを昨年12月23日にリリースし、その2日後にTuneCore Japanから送られてくるチャートイン情報の【Apple Music台湾R&B/ソウル トップソング】にて4位に入ったことを知りました。

その後、注意深く各ランキングをチェックしてましたので1月18日にSpotify台湾 バイラルチャート7位になった時はすぐに気が付きました。

 
——バイラルのそもそものきっかけは?

久嶋 : 「これ!」という理由は未だにわかっていません。ただ「ツレナイズム」前の数作品のリリースで、日本以外に台湾とタイにもリスナーがいることは把握していました。ですので、この地域に広告とピッチングを強化したことと、MVのアニメーションが上手く作用したのかなと思っています。

 
——今後の動きについて。

久嶋 : まだまだ瞬間的な盛り上がりに過ぎないので、一過性の熱で終わる可能性もありますが、今後もリリースは続きますので熱を継続させられたらと思っています。

 
OHTORAコメント

リリースからおよそ1ヶ月くらい経って、はじめに台湾バイラルチャートの7位にランクインした時は「良い曲を作った甲斐があったなぁ」と少し手応えを感じ、そこから徐々にランクアップしていき、遂に1位に辿り着いた時には驚きを隠せませんでした。
 
と、同時に海外にも自分の曲のニーズがあることに喜びを感じました。
 
「ツレナイズム」は僕の得意とする、いわゆる跳ねるスタイルのチルポップなので、そういった曲が台湾ではウケるのかな、と発見した気分です。
 
これからも海外に向けて幅広く仕掛けられる渾身の楽曲を沢山作っていきたいです!

 

バイラルを引き寄せた丁寧なプロモーション

楽曲およびMVのクオリティはもちろん大前提ですが、上記からは、アーティストが自身のクリエイティビティを最大限発揮しつつ、それをバックアップするチームが国内だけでなく様々な地域のデータを常にチェックしてリスナーのリアクションに対し細かな施策を行っていることが分かります。プロモーションとしては王道の取り組みかもしれませんが、裏返すと、やはりヒットには近道がなく、アーティストとそのチームが可能性のあるところに丁寧にチャレンジしていくことが結果につながるという、当たり前ですが地道な作業の大切さを改めて気付かせてくれます。また、こういった実績を積み上げるOHTORAおよびササクレクトの今後の動きに注目が集まります。


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