Apple Music、ドルビーアトモスによる空間オーディオとロスレスオーディオの提供スタート

2021.6.9


Apple Music、ドルビーアトモスによる空間オーディオとロスレスオーディオの提供スタート

Apple Musicはドルビーアトモスによる空間オーディオとロスレスオーディオの提供をスタート、Apple Musicのサブスクリプションユーザーは追加費用なくこれらを楽しむことが可能となった。

今回の新機能についてはすでに先月発表されており、昨日から提供が開始となった。

 
ドルビーアトモスによる空間オーディオとロスレスオーディオに対応している作品は、詳細ページにそれらのバッジが表示される。また、空間オーディオのためのプレイリストも公開されている。

Apple Musicの「見つける」から、空間オーディオの紹介、プレイリストなどにアクセスすることができる。

 
なお、空間オーディオやロスレスで音楽を聴くには、Apple Musicの最新バージョンにおいてiPhoneの「設定」>「ミュージック」内の「オーディオ」にて各項目の選択およびオンをすることで可能となる。

Apple Musicでは、「空間オーディオとロスレスオーディオの視聴方法」の動画も配信している。

空間オーディオとロスレスオーディオの視聴方法

 
空間オーディオのプレイリストとしては下記のものが公開されている。

 
「空間オーディオの世界」

ザ・ウィークエンド、アリアナ・グランデ、テイラー・スウィフト、ジャスティン・ビーバー、ザ・ローリング・ストーンズなど、ドルビーアトモスによる空間オーディオの魔法を存分に味わえる楽曲の数々を集めたプレイリスト

 
「空間オーディオ:ヒッツ」

ビリー・アイリッシュ、ジャクソン5、コールドプレイ、サム・スミスなどの輝かしいヒット曲の数々を、これまで体験したことのないサウンドで楽しむことができるプレイリスト

 
「空間オーディオ:ヒップホップ」

リル・ベイビー、カニエ・ウェスト、ミーゴス、ポスト・マローン、ジェイ・Zなど、サンプリングにビート、MCのラップが迫り来る楽曲の中に踏み込むことができるプレイリスト

 
「空間オーディオ:ポップ」

マルーン5、Cardi B、レディー・ガガ、セレーナ・ゴメスなど、ダンスフロアの真ん中で、ポップソングのきらめく光を浴びるような体験ができるプレイリスト

 
「空間オーディオ:カントリー」

ケイシー・マスグレイヴス、ジョニー・キャッシュ、キャリー・アンダーウッド、フロリダ・ジョージア・ラインなど、カントリーミュージックの最大の魅力、温かさときらめきを極上サウンドで味わうことができるプレイリスト

 
「空間オーディオ:クラシック」

ボストン交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー、ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団、など、指揮者の隣でオーケストラの壮大なサウンドに身を委ねるような音楽体験ができるプレイリスト

 
「空間オーディオ:ロック」

ビートルズ、プリンス&ザ・レヴォリューション、イーグルス、ガンズ・アンド・ローゼズなどの楽曲を集めた、まるで伝説的なスタジオやステージ上で、バンドの演奏を浴びるような臨場感を味わうことができるプレイリスト

 
「空間オーディオ:ジャズ」

ハービー・ハンコック、ハリー・コニックJr.、リー・モーガン、ダイアナ・クラールなど、ジャズが放つエレガンスと魔法を、新たなサウンドで体験することができるプレイリスト

 
 
また、Apple MusicのラジオDJを務めるZane LoweはこのApple Musicの空間オーディオがいかに音楽を変革していくかを語っている。

Apple Musicのゼイン・ロウ、空間オーディオが音楽にもたらす変革について語る」 (Apple Newsroom)

さらに、Apple Musicの空間オーディオの公開を記念し、Zane Loweが司会を務め、世界トップのサウンド・エンジニアや専門家などのゲストとサウンドの未来について語る座談会や配信開始となり、下記の特集ページから視聴できる

Introducing Spatial Audio

 

Apple Music

この記事の執筆者

THE MAGAZINE

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