COVID-19影響を受けるアーティスト・音楽関係者支援の動き、活動広がる

2020.3.30

アーティストも音楽関係者も、今回のCOVID-19の影響によりあらゆる方面から打撃を受けています。

海外では、例えばグラミー賞を主催するザ・レコーディング・アカデミーのMusiCaresによる「COVID-19 RELIEF FUND」をはじめ、AMERICAN FEDERATION OF MUSICIANSやAMERICAN GUILD OF MUSICAL ARTISTS、THE NOMAD FUNDRAISER、EQUAL SOUNDS、MUSICIANS FOUNDATION、SWEET RELIEF MUSICIANS FUND、THE JAZZ FOUNDATION、BILLBOARD、と各所でアーティスト、音楽関係者をサポートする動きが広まっています。

MusiCares COVID-19 Relief Fund

AFM COVID-19 Resources

AGMA RESPONSE TO COVID-19

THE NOMAD FUNDRAISER

Equal Sound Corona Relief Projects and Efforts

MUSICIANS FOUNDATION The CV19 Emergency Aid Grant Program Application

SWEET RELIEF MUSICIANS FUND

THE JAZZ FOUNDATION fund

BILLBOARD – STATE-BY-STATE RESOURCE GUIDE

音楽ストリーミングサービスにおいては、Spotifyが先のMusiCaresと連携し、Spotify COVID-19 Music Relief Projectを立ち上げ、クリエイティブコミュニティへの経済的支援を始めました。

アーティストのサポートという部分に関していえば、ライブストリーミングパフォーマンスにおけるチップ(YouTubeのスーパーチャットなど)、クラウドファンディングなどの実施も行われ、また、ストリーミングサービス、いわゆるサブスクでの音楽の再生そのものがアーティストへのサポートになるという認識が改めて広まっています。

そのような中、ライブなどオフラインでの音楽活動に対するCOVID-19の感染拡大に伴う自粛要請において、ライブハウスやクラブ、劇場などの文化施設が経済的負担を極力減らしながら休業できるよう助成金交付を求める署名活動「SaveOurSpace」が先日立ち上がり、現在進行しています。感染拡大の防止に向けた客入れの停止を行うために、自粛要請が始まった2月26日から政府が収束を発表するまでの期間を対象期間として設定し、助成を国へ求めるとのことです。

また、SaveOurSpaceは3月31日の13時から記者会見を行う予定とのことです。

ステイトメント詳細と署名は下記となっています。

SaveOurSpace 署名フォーム

この記事の執筆者

THE MAGAZINE

国内のインディペンデントアーティストをメインに新たな音楽ムーブメントを紹介するウェブメディア