邦ロック特集「Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場」#21【月追う彼方、パキルカ、night roomers、Reinore、伽乱堂、Yuva、oto、オトメギキョウ、KreK”re、ガミガミ】

コラム・特集
2026.8.5
邦ロック特集「Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場」#21【月追う彼方、パキルカ、night roomers、Reinore、伽乱堂、Yuva、oto、オトメギキョウ、KreK”re、ガミガミ】のサムネイル画像

“先取り邦ロック”を武器に音楽ライターやイベント企画で活動する遊津場が、その月に気になった邦ロック楽曲を10曲セレクトする【Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場】(毎月更新)。

「若手が中心となるので、新たな発見があるはず!あなたをコアな邦ロックリスナーにさせてみせる!」と遊津場は息巻いてるとか何とか。

以下、セレクト楽曲を遊津場が解説。また、本記事の解説とともに、セレクト楽曲をまとめたTHE MAGAZINEのプレイリストもお楽しみください(本ページ下部にURL、またはApple Musicにて「遊津場」で検索)。

 


1.月追う彼方「理由」


月追う彼方「理由」

HPを見たらライブ予定だけでなく過去のライブも載っているんですけど、もう完全にライブシーンに必要な月追う彼方の最新曲。本来、筆舌に尽くしがたいような心の様々な葛藤が入り乱れているものを、その言葉と優しくも深みのあるメロディで繊細に表現しています。

8/4にはShibuya Milkywayにて主催チケット無料イベント、10月には東名阪ツアーを開催し、ファイナルは青山 月見ル君想フでのワンマンライブです。

https://linkco.re/dEAeqdhA

 
 
2.パキルカ「ポーカーフェイスできない」


パキルカ「ポーカーフェイスできない」

上の月追う彼方みたいに、君への様々な心の葛藤や見え隠れする本音を歌っていると思うんですけど、こんなに表現が変わるのが面白いですね。これがパキルカの中のストレートなのか、はたまたズラしているのか。リスナーには考察大会をしてもらって、それを肴にメンバーはコーラを飲んでほしいです(まだ10代がいたはず)。

8/18には「パキフェスvol.2」が開催されます。異端な同世代でムーブメントを起こす!

https://linkco.re/ssVNtsd2

 
 
3.night roomers「アイスクリームレコード」


night roomers「アイスクリームレコード」

染み入る儚さと共に耳から離れられなくなるミュージックを進化させ続けている今の彼らに夏曲を作らせたらどうなるかと言うと、〈BABY I LOVE YOU〉という名前のしっとりした口溶けで少し濃い甘さのバニラアイスを、さっさと製菓会社は販売してくれ!となりました。

8/24にはShibuya Milkywayにて主催フリーライブを開催。太っ腹だね、この会場も。

https://linkco.re/c1bx7m1u

 
 
4.Reinore「ビールス」


Reinore「ビールス」

8/5リリースの1st Albumより先行配信された楽曲。そのリリース企画も大阪と下北沢で行われます。

他を寄せ付けないようなロックバンド本来の尖った雰囲気もありながら、歌詞を読むと、いくらでもそこから1クール分のドラマを想像することができますよ。あなたを思う“私”の感情について。そしてその結末は残酷か否か。

これがアルバムの1曲でしょ?想像欲が爆発しちゃいそう。彼らの鳴らす轟音のように。

https://linkco.re/bYYGTpDz

 
 
5.伽乱堂「GOMEN」


伽乱堂「GOMEN」

埼玉の高校軽音の名門校と言っていい所沢高校に在籍し、現在の軽音シーンを荒らしていて、その領域は高校軽音に留まらなくなってきている男女ツインボーカルミクスチャースリーピースロックバンド。

荒らしているなんて物騒な表現かと思うかもしれませんが、それくらい攻撃的な表現が似合っているでしょう。閃光ライオット決勝で全員を跳ばす準備はできています。

https://linkco.re/mT0FGnBA

 
 
6.Yuva「ラストフライト」


Yuva「ラストフライト」

「くすぶった毎日に焼き付く彩りを。」をモットーに、あなたの退屈をぶっ壊す東京のロックバンド。西原華音(Gt./Vo.)はそんなパワフルなテーマを歌うための歌声だと聴けば分かります。

そんな彼らに蝉の一生を歌わせたら、そりゃ夏の暑さと一瞬に懸ける生命力が乗っかって、ベストマッチでしょう。彼ら自身、いつ高く飛ぶだろうかとワクワクしている人も増えている期待のバンドです。

https://linkco.re/4sNt0135

 
 
7.oto「caffeine」


oto「caffeine」

“歌って生きする表現者”。この楽曲は既にYouTubeで5万再生回数を越えて、高評価も5,000が見えてきています。それでも一緒に世界観を作ってくれるコンポーザーを現在募集中。

その楽曲は「社会に揉まれながら夢を諦めきれないあなたへ。睡眠に悩んだ私から贈る歌」とのこと。意外と生活感というか、人間臭さをよくあるネットアーティストより楽曲から感じるので、これからのリスナーとの寄り添い方にも注目です。

https://linkco.re/36UQ2GU9

 
 
8.オトメギキョウ「夏、風吹く街」


オトメギキョウ「夏、風吹く街」

奈良県発スリーピースバンド。現在は受験で活動休止中。年始に存在を知ったのですが、奈良バンドに脈々受け継がれるアンダーグラウンドさと眩く幽玄な光を持ち合わせていると感じました。そこに入る天音(Ba./Vo.)の歌声は日本語の美しさを引き立たせています。

もちろんまだまだ将来の選択肢は多いバンドですので、今の期間に五感でいろいろ吸収してもらって、好きな表現に落とし込めてくれたらと思います。

https://linkco.re/RhN3mXSA

 
 
9.KreK”re「アルム」


KreK”re「アルム」

広大なスケールもありながら、どこか退廃的。彼らの持ち味であるダークファンタジーがしっかり炸裂しています。MV中の物語も見てほしいですが、音源で聴いても、そのカッコよさで十分楽しめますし、自分の中の化け物を呼び起こすことができるでしょう。

先月私のイベントに彼らの事務所の先輩のshallmが出てくれました。クラウドナインが誇るバンドツーマンがより楽しみになったので、いつか頼みますね。

https://linkco.re/NmxTS3TE

 
 
10.ガミガミ「カナリア・ベイビー・トイ」


ガミガミ「カナリア・ベイビー・トイ」

そのゴリゴリとしたロックンロールサウンドは、蓋を開けるとアメリカンというか、いつかワールドワイドにライブハウスを駆け巡っていそうな空気感を内包していて、歌詞も洗練されているというよりは、おおらかなユーモアさやキュートさを感じます。そこに伸びやかなボーカルもあって、ライブハウスをガミガミらしい本能で楽しむ世界に変えていくんだろうなと思います。

8/4に下北沢でリリースパーティーを開催。

https://linkco.re/NMvd9D3u

 
 


「Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場」プレイリスト

 

この記事の執筆者
遊津場
神戸在住・名刺が可愛い音楽キュレーター。フリーで音楽ライターと新人発掘。年数回ライブハウスで企画。連絡はsakidoriyutsuba@gmail.com or DMまで。92年生。