ARAYA インタビュー | 初ライブが海外のステージ ― 世界を見据える過激な【18禁の女王】の目指す先とは

2015.4.28


ARAYA |初ライブは海外 ― 世界をみすえる過激な“18禁の女王”の音楽世界

2014年に過激なMVを引っ提げてデビューを果たしたARAYA。初ライブが、ベルギーの首都ブリュッセルで行われたアジアン・ポップカルチャーフェスティバルMade In Asia 2015のメインステージと、最初から世界を見据えた展開に注目が集まっている。海外でのライブから帰国したての彼女に話を伺いました。


——今まで日本ではライブ活動はされていなかったんですよね?

はい、今回のパリとベルギーが初のライブデビューですね。

——いつ頃から音楽活動を始められたんですか?

歌を始めたのは小学校3年生のときで、合唱団で独唱をやってました。合唱の大会では小学校の時から中学校3年まで県1 位(金賞)を取り続けていました。地元でオーディションを受け、某アカデミーに拾われて16 歳の時に上京をしました。某アイドルグループに入る流れになっていたんだけど、どうしてもアイドルにはなりたくなかったので辞めました。

ロックがやりたかったので、また1からオーディションを受けたり バンドを始めようかなと思ってバンド探してみたり。ソロでのライブ活動や他のバンドのヴォーカルをお願いされたりとかしながら過ごしていました。

それであるときバンドのオーディションの審査員として呼ばれて。審査していたらそのバンドをまとめていた人が「こいつでいいじゃん!」と言い出して、歌ってもいないのにそのバンドのヴォーカルになるという意味がわからない事件が起きて(笑) 。それから3 年くらいそのバンドで活動しました。その後、会社を設立して音楽レーベルを立ち上げますが他の役員の方との方向性がうまくいかずに辞めて、今に至ります。


ARAYA |初ライブが海外のステージ ― 世界をみすえる過激な“18禁の女王”の目指す先とは

——これまでもかなりの紆余曲折があったんですね。現在のARAYAさんの世界観が出来てきたのはいつ頃ですか?

曲を書いてくれている人が私の友人、13年の付き合いがある音楽仲間で。その友人がヨーロッパから帰国してきて久しぶりに連絡をとりあい、曲を制作することになりました。そこでブッ飛んだことやりたいなって話になって、自分のやりたい方向とリンクするので、過激な方向で進んでいるような感じです。

——その過激なMVを拝見させていただきましたが、そこから海外の人気に火がついて、今回のMade In Asia 2015の出演に繋がったんですか?

それが理由がはわかりませんが、以前からのファンもいますし、海外からMVを見てくれる人も多くいるようでありがたいですね。

——ARAYAとして活動を始められたのはいつ頃ですか?

去年からです。

——活動を始めてまだ半年くらいなんですね。

シングルを出した10月にはもう海外でのライブの話が出ていたんです。

——そうだったんですね。Made In Asiaでのライブはメインステージで歌ったんですよね。

そう。広いステージでした。今回Made In Asiaの動員人数は6万人だったと聞いています。遠方から連続の日にちで見に来てくれる人もいましたし。


ARAYA |初ライブは海外 ― 世界をみすえる過激な“18禁の女王”の音楽世界

——メインステージでのライブ映像を拝見しましたが、お客さんがみんな手を挙げていて盛り上がっていましたね。

そうそう。みんな初めて会うのに嬉しかったです。

——ライブでは何曲くらい歌われたんですか?

10曲でした。オリジナルの他、アニメのイベントだったので、エヴァンゲリオン、アナと雪の女王、初音ミクのカバー曲もやりました。


ARAYA |初ライブが海外のステージ ― 世界をみすえる過激な“18禁の女王”の目指す先とは

 
——現地のファンの反応はいかがでしたか?実際に触れ合う機会もあったかと思いますが。

すごくフレンドリーでした。あと女性のファンが多くて。プレゼントとかも全部女性に頂いて、とても嬉しかったですね。


ARAYA |初ライブが海外のステージ ― 世界をみすえる過激な“18禁の女王”の目指す先とは

——日本でのライブの予定はないんですか?

今のところ予定はありません。今後はまた制作に入るので、シングルもう一回出して、年末にアルバムを出す予定です。その間にMVを2本撮る。制作に追われます。

——シングル「SAKURA VIOLET」が本日(取材日は「SAKURA VIOLET」配信開始の3/20)、リリースですね。おめでとうございます。どんな楽曲ですか?

コンセプトが“侍ロック”。ちょっと日本ノリなリズムで、ノリたくなるような楽曲です。

——「SAKURA VIOLET」のMVはどんな感じになっていますか?

“SAKURA”ってタイトルにもあるように、桜推しのMVに仕上がってます。

 
——ちなみにファースト・シングル「Chu…」のMVはどんな感じで作っていったんですか?

コンセプトは“DV”。愛と殺意です。撮影は和気あいあいとしていましたが出来上がった作品は超過激な感じで。

 
——YouTubeで公開されているMVより危ないバージョンがあるんですか?

あるんですけど、規制がかかった部分をカットしたヴァージョンが今アップされてます。私は過激版の方が好きなのですが。海外のインタビューでも「脱いだりすることに抵抗はないのか」って聞かれたんですが、抵抗は全然無いですね。他の曲「ラジカル」のMVの中で私死ぬんですけど、その部分も海外用MVではカットされちゃって。(カットされた部分を)がっつり映したかったので、まだ自分的にモヤモヤしています。その部分がMV的に1番大事だったので。

 
——ギリギリのところで表現されているんですね。ちなみに、海外にライブで行かれたさい何かエピソードはありましたか?

普通に歩いてたら知らない人にいきなり肩組まれて、「Picture!」とか言われて写真撮られたり、行きの飛行機では一夫多妻制の国の男性にずっーと話しかけられたり、高値で切符を売りつけられそうになったり(笑)。

——その海外では、Made In Asiaでのライブ前にはパリでラジオ番組にも出演したそうですね。

それもいい経験になりました。収録のスタジオにはでっかい犬や猫が何匹もいて放し飼いされてて、のびのびとしてるし、日本とは違いますよ。やっぱりおおらかな雰囲気が全体的にありましたね。


ARAYA |初ライブが海外のステージ ― 世界をみすえる過激な“18禁の女王”の目指す先とは

——今後の活動の予定としては?

制作の他には今後、ヨーロッパツアーを考えています。日本でやるなら音楽仲間を集めて何か面白いことをやれたらと思っています。

——最後に、これからの音楽活動において意識していくことは?

常にあるのは“世界平和”。色んな差別をなくしたい。どの国の人たちも家族だと思う。だから皆で共に生きたいなって思います。戦争とか本当に嫌だし悲しくなる。地球にある命、動物や自然も全てが仲良く助け合って共存していけるようにと常に考えています。


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この記事の執筆者

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