NUMB | 「もう古いも新しいもない、今この瞬間にかっこいいかどうかだけ」デジタル時代にも柔軟にアップデート、オンリーワンなスタイルでTOKYO から世界へ

2019.2.21


NUMB THE MAGAZINE TuneCore Japan

1995年の結成から20年以上のキャリアを経て、今なおフレッシュ&アクティブに活動を続ける東京のハードコアバンド・NUMB。昨年はフィラデルフィアで開催されるシーン最大規模のフェスTHIS IS HARDCORE FESTにも出演を果たし、新たにストリーミングでも楽曲を配信するなど、サウンドのスタイルはブレないまま、時代のトレンドには柔軟にアップデートをかけ続けている。いま改めて世代や国境を越え音楽を発信するNUMBから、シーンではおなじみのフロントマン・SENTA氏にバンドの現状やデジタルへのスタンス、今後の展望を語ってもらった。
NUMB:L to R ― YURI(Gu&Vo)、YUSUKE(Ba)、SENTA(Vo)、SEKI(Dr)、NATSUO(Gu)

 
NUMB – Ninjas With Attitude [OFFICIAL VIDEO]

 

「Ninjas With Attitude」とTHIS IS HARDCORE FEST

——昨年は『Ninjas With Attitude』を配信リリースされて、その後、フィラデルフィアで開催のTHIS IS HARDCORE FESTにも出演されていましたね。

もともと「Ninjas With Attitude」はTHIS IS HARDCORE FESTのために作った曲なんです。むこうでライブする前に一人でも多くの海外の人に曲を聴いてもらいたくて。でも、オレら海外にディールも無いしどうしようかと考えてたら、もう自分たちでTuneCoreを使ってApple MusicやSpotifyで配信すればいいじゃんって。そうすれば海外の人にも聴いてもらえるし。

それで、7月に「Ninjas With Attitude」を配信リリースして、その後THIS IS HARDCORE FESTでライブをやったんですけど、配信のおかげで海外なのにお客さんの中にはすでに曲を知ってくれてる人もいて。めちゃくちゃシンガロングしてくれるキッズもいたし、素晴らしかったです。

 
[hate5six] Numb – July 28, 2018

↑THIS IS HARDCORE FESTでのNUMBのライブ

今回配信でリリースしましたけど、やっぱり今の子とかCDはもう買わないだろうし、オレら自身はCDの世代だけど、CDっていう“モノ”に価値があるっていうより曲を聴いてもらってライブに来てもらいたいっていうのが大きいんで。ストリーミングだと世代も国境も越えて好きなカタチで聴いてもらえるし、配信してみて本当によかったと感じましたね。

 
——THIS IS HARDCORE FESTは、イベント的にはどれぐらいのスケールなんですか?

現状そういったシーンにおいて、全米で一番メジャーなフェスのひとつって言われてます。ガンガンきてる勢いのある若手のバンドから、80年代、90年代から活躍してるレジェンドまで出演してて。

 
[hate5six] Jesus Piece – July 29, 2018

 
——昨年のBLOODAXEでも来日してたTURNSTILEやALL OUT WARも出演してましたね。

出てましたね。4日間あるんですけど、もう毎日正午から日付が変わるぐらいまでずっと何かしらのライブをやってて。規模もデカくて、ライブは建物の中なんですけど、まわりはいかにもアメリカっていう感じの駐車場で。ものすごい数の物販やブース、フードトラックが並んでて、本当にシーンの様々なカルチャーを体感できるようになってました。とにかくタフなイベントでした。

あと、オレらみたいに日本とか世界中から毎年何組かは必ず呼んでるみたいです。SANDが2015年に日本人の第一弾として出てて、今回オレらが第二弾みたいな感じで。

 
[hate5six] Sand – July 25, 2015

 
——hate5sixのYouTubeチャンネルでもなんとなくの雰囲気は伝わりますが、やっぱり現地に行ってはじめて分かる部分もあるんですね。ちなみに、オーディエンスのファッションってどんな感じなんですか?

現行のトレンドにヴィンテージのTシャツっていうのが多かったかな。たいだい3つぐらいのパターンで、Carharttみたいなワークスタイル系と、スケーター/スポーティー系、あとはゴリゴリのOGみたいな。全体的におしゃれでしたね。やっぱりハードコアのキッズってすごくアンテナ高いなって感じました。

——むこうのシーンの現状はどう感じましたか?

昔と変わらず新しいバンドは常に出てきてますね。飽和だと言われつつも、若い世代のフレッシュなバンドはいつの時代も現れ続けるなっていうのは改めて感じました。

——「Ninjas With Attitude」で“NINJA”をテーマにしているのは、やはり海外を意識したからですか?

やっぱりTHIS IS HARDCORE FESTありきの曲ってことで、配信をスタートさせてむこうでライブをやるまでの限られた短い時間の中で、どれだけ海外にインパクトを与えられるかっていうのを考えたんですね。これまでは日本的なワードは避けてたところもあったんですけど、今回はもう使ってしまおうと(笑)。で、海外で知られてておなじみの日本のワードってことで、“NINJA”がいいかなって。

——“SAMURAI” や “SHOGUN” よりも “NINJA” ?

オレらのライブにはモッシュがつきものだし、モッシュしてるキッズを忍者に見立てたっていうか。どこの国でもモッシュしてくれるキッズに対して、「君らは俺らの忍者だよ」ってことで。だから、“NINJA”とモッシュがこの曲のテーマになっています。

——これまでのNUMB節も踏襲しつつ、曲間にはエグいブレイクダウンがあって。

そうそう。本当は、SEっていうかイントロ的なノリで作ってた曲なんですけどね。フックらしいフックもないし。短い中でやりたい放題詰め込んで、結果いい感じに盛り上がる曲に仕上がりました。


NUMB THE MAGAZINE TuneCore Japan

 

20年を越える活動の中で――

——2014年リリースの『CITY OF DREAMS』やセルフカバー作『DEATH.CO』も今は配信されてますし、若いキッズもNUMBのライブを改めて楽しめるでしょうね。「TIME HAS COME」がApple Musicで聴ける時代になったんだと感慨深いです。

「TIME HAS COME」はGOD氏(LOYAL TO THE GRAVEの小浜氏)に客演してもらってて思い入れもあるし、他の曲も色んなバンドのアーティストに参加してもらってたり、さっきも言ったけど、昔の曲も含めて世代も国も関係なく聴いてほしいですね。


https://linkco.re/16zgp20a


https://linkco.re/QSY2eTEH

 
NUMB – TIME HAS COME @ KAIKOO POPWAVE FESTIVAL’10

 
——1995年の結成から、来年で25周年と長く続けられてきた中で、音楽の届け方の変遷をどう感じていますか?

カセットテープでデモを作ってたオレらからすると、CDの全盛期を経てダウンロード、ストリーミングって移ってきたけど、結局はそれぞれのフォーマットの良さがあって、今あえてカセットを作るアーティストもいるでしょ。レコードもデザインが素晴らしいものは飾って楽しめるし。結局、大事なのは音楽そのものやカルチャーだと思うから、それぞれが自分のスタイルで楽しめばそれでいいんじゃないかな。


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——NUMBのサウンドは基本的には一貫としてNYハードコアのスタイルだと思うんですが、シーンとしては例えばAIR JAM系からニュースクール、そしてさらなる細分化と、その時代によって移り変ってきましたよね。

シーンを表現する言葉がどう変わっても、常に時代にフィットした音楽もあれば変わらないスタイルのものもあるだろうし、とにかく、どんなきっかけでも色んな音楽が多くの人に受け継がれて聴かれるのはいいことだと思いますよ。

ただ、今の日本のキッズをみてて、せっかくストリーミングみたいな便利なものがあるんだからもうちょい掘って聴いてみるのもいいんじゃないかなって思うかな。それこそTHIS IS HARDCORE FESTの時にむこうの18歳ぐらいの子とも話したけど、レジェンドなバンドの音にもちゃんと触れてるんですよ。その上オレらみたいな日本のバンドも知ってるし。やっぱディグがすごくて。若いのに今イケてるバンドのルーツや派生を知った上で、すごい楽しんでる。

昔は良かったとか言うつもりは全然ないんだけど、オレらの世代のバンドマンでさえ、今より音楽を探す方法は全然不便だったのに遡って聴いてたし、それもありきで自分の音楽をやろうっていうのがあって。今はせっかく便利なんだから、もっとディグれば好きな音楽の世界がもっと広がるんじゃないかなって思ったりはしますね。もちろんすごく掘って聴いてる子もいると思いますけど。

——今は探そうと思ったらいくらでも探せますしね。

自分でいうのもアレなんですけど、オレ、界隈ではちょっと知られるぐらいなTシャツコレクターなんですね。で、このあいだレアなバンドTシャツ着てたら、海外の若い子に言われましたからね。「そのTシャツどうやって手に入れたの?」って。「その歳でこのTシャツの価値が分かるんだ、すごいな」って思っちゃいましたね。
 

↑SENTA氏は、FAST zineでもTシャツ愛を熱く語っている

——少し話は変わりますが、NUMBはTシャツ含め、アートデザインにも昔からこだわられていますよね。

そうですね。「Ninjas With Attitude」のデザインはおなじみのENDくんにやってもらって。彼とはフライヤーも含めて長い付き合いだし、手書きであのタッチを描けるのは彼だろうと。
 

——『CITY OF DREAMS』はSKATE THINGさんでしたね。

『CITY OF DREAMS』は元Warpマガジンの編集長で、今はFLJをやってるOHNOさんにプロデュースしていただいた作品で。それで大野さんの紹介で、まさかのスケシンさんにやってもらえるっていう。今でも光栄だなと思います。

 
NUMB “CITY OF DREAMS” 2014.03.19 On Sale! Official Teaser

 
NUMB “CITY OF DREAMS” Official Music Video

 
NUMB – N.U.M.B. – HARDCORE WORLDWIDE (OFFICIAL HD VERSION HCWW)

 
——あと、NUMBを語る上でSWITCH STYLEは切っても切り離せないと思うのですが、当時を知るSENTAさんから、現在の前澤さんをどうみられていますか?

まぁ色々あるとは思うんですけど、オレにとって彼はZOZOの前澤友作じゃなくて、いつまで経ってもSWITCH STYLEのYOU X SUCKっていうほうがデカいんですよ。高校生の頃SWITCH STYLEが好きでついて回って、それでNUMBを始めたっていうのがあるし。やっぱり何があろうとルーツのひとつだし。ただ、彼は当時からああなる才能・素養はあったと思いますよ、オレが言うのもなんですけど(笑)。「お前が頑張れよ」って言われちゃいますけど(笑)。

——高校からのつながりなんですか?

正確にいうとオレとNATSUOとYURIが中学の同級生で、YURIと前澤友作が高校の同級生なんです。


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——そうなんですね。SWITCH STYLEの『…TO INFINITY』やNUMBの1st『PLATINUMB』の記事はEAT MAGAZINEとかで読んでたんで興味深いです。

懐かしいですね、EAT MAGAZINEにはお世話になったなぁ。でも、EAT MAGAZINEに代表されるようなAIR JAMの流れって、今になってもハイスタが再結成して若い子たちにあれだけ支持を得るって、本当にすごいですよね。

 

ハードコアとヒップホップのカルチャー

——KOHHも昨年はAIR JAMに出ていましたが、NUMBはストリートなカルチャーでヒップホップシーンとも早くからつながっていましたよね。S-WORDとのリリースだったり。

そうですね。最近だと、このあいだ町田のイベントで上野くん(サイプレス上野)やICE BAHN、YOU THE ROCKさんとか久々にヒップホップの方々とライブ一緒にやって楽しかったですよ。オレはやっぱりさんピン世代なんで、ヒップホップに関してはずっとファンな感じで。流れがトラップになってもずっと聴いてますね。それこそ、BAD HOPもめちゃめちゃ好きだし。

 
NUMB × S-WORD – 090

 
——たしかSENTAさんはサウスがお好きだと聞いたことあります。

そうなんですよ。その辺ってもともと日本ではあんまり人気がなかったじゃないですか、No Limit Recordsのやつとか。昔レコード店で働いてた時があったんですけど、その時ちょうどNo Limit Recordsの輸入盤がたくさん入ってきて、「なんだこのチープな感じ?」って軽く衝撃受けて(笑)。NYやLAのいわゆる本流じゃないんだけど、Pen & Pixelのデザインでジャケットもインパクトあって。それでMaster Pからはじまって、めちゃめちゃ聴いてましたね。だから個人的にトラップは入りやすかった(笑)。

 
サザン・ヒップホップ・シーンを確立したデザイン・カンパニー:ペン&ピクセル

 
——ヒップホップが好きな人でも、エモラップ/トラップは受けいれられる人とそうでない人で分かれますよね。

なんか当時はいい意味であのチープさにハードコアに通ずるものを感じてたんですよ。もう毎週のようにやたらサウス辺りから次から次へとニューアーティストが出てくるもんだから、バンドをディグるのと同じ感覚で「これなんだろ?」って追っかけてたらハマっちゃって(笑)。

——トラップ界隈で、それこそ今の時代にハードコアやロックなサウンドと結びついて改めて盛り上がってるっていうのも最近面白いですよね。

このあいだGhostemaneが新宿ANTIKNOCKにこっそり来てましたよ。びっくりしましたけど(笑)。Tekashiも普通にNirvanaが大好きって公言してるし、ちょっと面白い感じになってますよね。まぁOdd FutureがTRASH TALKとサインしてリリースした流れもあったし、その辺って例えばスケートカルチャーとのつながりもあったり、人種も国籍も越えて、ジャンルの壁がなくなってきている動きはありますよね。

 
24 Hours With Odd Future in NYC Part 2 – Noisey Specials

 
——NUMBと日本のトラップの若いアーティストとのコラボレーションとかはいかがですか?

オレらがもうちょい若ければやったかもしれないけど(笑)。でも、今やヒップホップのライブでもウォールオブデスとかやってるでしょ。モッシュもすごいし。そういうハードコアシーン発のカルチャーが違うジャンルに広がってるのはすごいよね。トラップとハードコアって、実はモッシュパートでの拍が全く一緒なんですよ。だからトラップがモッシュできる音楽だっていうのはすごく分かる。

 
GHOSTEMANE – KYBALION//WALL OF DEATH WARSAW 2019

 

「ある意味、もう古いも新しいもない」

——ヒップホップとハードコアのカルチャーが長い時間を経て再びクロスオーバーを迎えるまでも、NUMBは20年を越えてずっと活動されていますが、活動を続けられるモチベーションというのは?

もう本当に「音楽が好きだから」につきますね。未だにApple MusicやSpotifyで知らない音楽が流れると「誰だろう?」って昔と変わらない気持ちで掘ってるし。昔はCDのインナーブックレットに載ってるサンクスクレジットのバンドは全部聴いたし、今だったらApple MusicやSpotifyで関連やオススメに出てくるアーティストも片っ端から聴いてるんですよ。それがやっぱり楽しくて。そういう好奇心や気持ちが未だにフレッシュだから、活動のモチベーションも維持できてるのかな。

——SENTAさんが最近気になるアーティストは?

分かりやすいところだと、さっきも言ったけどBAD HOPはすごいですよね。去年Zeppのライブには行ったんですけど、やっぱり素晴らしかったです。海外だとベタだけどXXXtentacionやLil Peepの流れとか。

バンドだとたくさんいるんですけど、自分のルーツでもあるNYハードコアの流れでいうと、ロングアイランドのシーンの若い世代のバンドはけっこうチェックしてて。例えば、KING NINEやREGULATEとかはモッシュパートしかないみたいな感じで、メタルコアじゃなくて、あくまでニューヨーク独特のフロアを踊らせることに特化したようなサウンドがかっこいいですね。

 
[hate5six] King Nine – November 24, 2017

 
[hate5six] Regulate – July 27, 2018

 
NY以外だと、Knocked LooseやYEAR OF THE KNIFEは、90’sのサウンド、日本だとニュースクールって言われてたようなサウンドをルーツにしつつ今のカタチで再構築してて、ライブもすごいし良いバンドだなと思います。

 
[hate5six] Knocked Loose – July 28, 2018

 
[hate5six] Year of the Knife – July 28, 2018

 
——国内のバンドはどうですか?

日本のシーンもいいバンドが改めて出てきてますよね。HORSEHEAD NEBULAやHOTVOXとか。HOTVOXはラップも取り入れて、90年代のBIOHAZARDがやってたようなサウンドを今の時代の彼らなりの解釈とアイデンティティーでやっててフレッシュですよね。Mirrorsもいいバンドだし。そういった若くて素晴らしいバンドはたくさんいますよ。


https://linkco.re/bT85Gf17


https://linkco.re/AV9FGdDU


https://linkco.re/ME08GZ6u

 
だから、ある意味もう古いも新しいもないんですよね。全部同列っていうか。今この瞬間にかっこいいかどうかだけっていうか。古いものも今聴けば新しく聴こえるし、新しいものはもちろん文字通りフレッシュだし。多様な音楽があって、素直にいい時代だなと思いますよ。

——SENTAさんはTシャツコレクターだったりとナードな側面もお持ちですが、最近音楽以外で気になるカルチャーとかはあったりしますか?

個人的に今注目してるのはUKのフットボールカルチャーかな。昔からスポーツ観戦は好きで、でもどっちかというとUSのスポーツに触れることが多かったんです。でも最近はNETFLIXとかを通して、ヨーロッパのスポーツカルチャーの深い部分を知ることができるし、見てみたらやっぱり超面白くて。80’sヨーロッパのフーリガニズムのカルチャーとStone Islandやグライムとの流れだったり。

あと、やっぱりスポーツカルチャーに付随するヨーロッパ独特の音楽、当時のブリットポップとか80’sのニューウェーブも、いま改めて聴くとすごい新鮮だなって思いますね。


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「Don’t Forget Your Roots」―― ブレないスタイル

——2月24日にはヴァイナル7インチのEPを出されるそうですね。

そうですね、4曲入りで。今配信してる『Ninjas With Attitude』に2曲足して。2月24日に新代田FEVERでその7インチのリリースイベントをやります。そのライブの後に、改めて配信でもリリースする予定です。


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——その新しい2曲はどういう曲になっていますか?

ひとつは、2020年が来年ってこともあって東京オリンピックをテーマにした曲です。オレも東京出身だし、それこそ「OLYMPIK」っていうイベントもやってたぐらいだから(笑)。もう1曲は90年代に自分が好きだったICE CUBEとかウエストコーストのアーティストのリリック、例えば「There goes neighborhood」とか、そういったワードをちりばめた曲になってます。それは大野さんに手伝っていただいて作りました。

あと、今回レコーディングを埼玉・上尾のサウンドクルーでやったんですよ。ご存知の通り、Hi-STANDARD、Garlic Boys、ヌンチャク等が使ってた伝説のスタジオで、あえて今改めて清野さんに録ってもらおうと。サウンドクルーも進化してて、今回も良い音で録っていただけました。


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——来年で25年を迎えるにあたって、なにか特別なことは考えていますか?

周年イベントとかやるとなんか古いバンドみたいになっちゃうんで(笑)。普通に自然な感じでいようかなって。自分の中でNUMBってメンバーチェンジでいうと3期あって、丁度いま第3期のメンバーになってまだ10年ぐらいなんで、ぜんぜん新鮮だと思ってます(笑)。


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あとは、25周年よりも来年のオリンピックには何らかでのっかりたいかな(笑)。まぁ長くやってるけど、今でもモッシュカルチャーは残ってるし、昔一緒にやってたバンドマンもライフスタイルは変われど、リユニオンしてたりするし。若い世代もオレらが残してきたものを今改めて新しいものとして感じてくれてるし、そういう健全なサイクルができてると思います。オレも若い子の音楽掘るの大好きなんで。サンクラからのエモラップの流れとか、シカゴから出てきたドリル・ミュージックとか、やっぱり「なんだこれ、おもしれぇ!」って思いましたもん。またヒップホップの話になっちゃったけど(笑)。

——そうやって多様な音楽やカルチャーを吸収し続けつつ、NUMBのサウンドはストイックにブレずにいますよね。

やっぱりオレの大好きなアーティストも「Don’t Forget Your Roots」って言ってるんで、その教えだけは守ろうかなって(笑)。結局20年以上やってますけど、根本の好きなものは変わらないし、それが自分らしさなのかなって。バンドをやりはじめた頃から常に“らしさ”は意識してきたし。

——最近キャリアをスタートさせたバンドやアップカミングなアーティストに、長くやってきたからこそ伝えられることがあれば。

いかに個性を出せるか、そしていかにその個性を保ちつつブレずにやり続けられるかが大切だと思いますね。サウンドだけじゃなくて。みんなが右に行ったとしても、自分のスタイルとしては左に行かなければならないような場面って沢山あると思うんです。そういう時に、恐れずにどれだけ自分を信じて進めるかが大事だと思ってて。オレたちも、自分たちの信じてる道を進み続けてきたし、バンドとしてめちゃめちゃデカくなってるわけじゃないけど、これまでやってこれたし、少なからず影響を受けたって言ってくれる次の世代も出てきてるんで。

——最後に今後の展望を。

バンドとして、アーティストとして、オリジナルな存在でありたいですよね。始まりはNYのスタイルからだったけど、続けてきた分、今やオレたちにしかできない表現やパフォーマンスもできるようになったと思うし、だからこそ今度は東京から世界にもっと発信していきたいなと思ってます。


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この記事の執筆者

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