【Who’s NXT】Spice rhythm | 藤井風をはじめ数多くのアーティストをサポート 自身の作品も高い評価を得るリズム隊ユニット
Spice rhythm
森光奏太(Ba.)と上原俊亮(Dr.)の2人によるリズム隊ユニット。それぞれサポートミュージシャンとしても活動しており、藤井風、Kan Sano、竹内アンナ、Anlyなど様々なアーティストのライブ、レコーディングにも参加し、業界から高い支持を得ている。
2021年1月より配信リリースをスタート。2021年7月にはアルバム『SPICE RHYTHM』をリリースした。作品はApple Music、Spotifyなどのオフィシャルプレイリストに度々ピックアップされており、Soul、R&Bをルーツとしたソウルフルなグルーヴとキャッチーなメロディでリスナーの心を掴んでいる。
*Photo L to R : 上原俊亮(Dr.)、森光奏太(Ba.)
Who’s NXT : A series of interviews with featured artists
——音楽に興味を持ったきっかけ
森光 : 父親がミュージシャンで、幼少期からエレクトーン、10歳からベースを始めました。
上原 : 自分も父親がミュージシャンでして、3歳からドラムを始めました。
——Spice rhythm結成の経緯
森光 : 2019年に、シンガーソングライターのAnlyに紹介され2人は出会いました。
上原 : そして2020年コロナ禍になり、演奏する場がなくなった僕たちはスタジオで動画を撮影しInstagramに投稿を始め、それがSpice rhythmのスタートとなりました。
——活動拠点
森光 : 拠点は東京で活動し、それぞれ様々なジャンルのアーティストのサポートも行っています。
——最新作について
上原 : 5月25日にニューシングル「MAJIC」をリリースしました。今まではSoulflexのZINやHanah Springなどゲストシンガーに参加して頂いていましたが、今作はベースの森光が作詞そしてリードボーカルを務めています。「MAJIC」は僕たちの中で大きな変化、挑戦であり、これからのSpice rhythmの向かう方向を示したような楽曲かなと思います。初のMVも撮影し、新たな一面を魅せれたかなと思います。
森光 : キャッチーな歌と上原が奏でる繊細かつ鋭いグルーヴに酔ってください。
——楽曲の制作について
上原 : 基本的に森光が楽曲を制作しています。
森光 : デモが完成したら上原に意見をもらい2人でブラッシュアップしていってます。
——アーティストとしての特徴
森光 : リズム隊ユニットってそもそも聞かないと思うのですが、その中でもテクニカルでマニアックな方向ではなく、2人ともが歌モノを愛しているためみんなが聴きやすく、音楽家の人たちも興味を持てるサウンド。といったところですかね。
上原 : お互いにR&B、soul、funkのサウンドが好きで、そこに自分たちの個性をうまく落とし込んで作り上げる音楽性がSpice rhythmの特徴かなと思います。
——影響を受けたアーティスト
森光 : たくさんあるのですが、あげるとしたらScary Pocketsです。特に1st アルバム『SPICE RHYTHM』の楽曲は彼らのサウンドに影響を受けて作りました。
上原 : Nate Smithの楽曲をよく聴きます。もちろんドラミングも素晴らしいのですが、楽曲へのアプローチの仕方に影響を受けているなと最近強く感じます。
——影響を受けた楽曲
森光 : かなり最近の話なのですが、岡野昭仁 & 井口理の「MELODY」です。楽曲プロデュースしているBREIMENのベースボーカル高木祥太さんが作詞作曲されているこの楽曲。ベースボーカルの先輩でもある祥太さんのメロディセンスや楽曲の世界観、久々に人の曲を聴いて嫉妬しました(笑)。
上原 : たくさんありますが、特にここ最近だと先に挙げたNate Smithの「Pages (feat. Gretchen Parlato)」は奇数拍子をいかにナチュラルに演奏するかという点で目から鱗だったので、自らの演奏にも落としこめたらと意識しています。
——音楽活動にあたって意識していること、心がけていること
森光 : 昔はうまけりゃ良いと思っていたのですが、今1番意識してるのは観ててかっこいいって思ってもらえることを意識しています。単に格好をつけるというわけでもなく、音楽にのめり込んでそれを体で表現したらそれがかっこいいなって思います。
上原 : 自分たちのブランディングを意識するのは大事だなと思います。評価を決めるのは周りの人々なので、どういう風に見られているのか、見られたいのかを考えながら活動を続けていきたいです。
——現在の音楽シーンについて感じること
森光 : SNSの影響もあり、いつ誰がブレイクするか分からない状況なので、僕たちもその色んな可能性に手を伸ばして掴み取りたいなと思っています。
上原 : 最近は本当に多様な音楽が日本でも受け入れられ始めていて、好きな音楽を好きなだけやれる良い時代だなと思います。
——今後の活動の予定/展望
森光 : 最新リリースの「MAJIC」のように、2人での魅せ方を追求した楽曲やライブを行っていけたらなと考えています。来年にはアルバム出して大きいとこでやります!
上原 : もっとたくさんの人たちに僕たちの音楽に触れてもらえるように、そしてすでに認知してくれている人たちをもっと楽しませてあげられるように、今後の活動もより一層がんばっていきたいです。
森光 : また、「和久井沙良」やYUMA HARA率いる「Soul Fellowship」などSpice rhythmとして参加しているプロジェクトもありますので、そちらの音源やライブなどもチェックして頂けると嬉しいです。
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