【セ・ラ・ノ#15】AIRIE『S (CARED)』セルフライナーノーツ
アーティストによるセルフライナーノーツで作品の魅力を深堀りする連載企画「セ・ラ・ノ」。
第15回となる今回は、AIRIEが登場。
3月に発表された2nd Album、『S (CARED)』について、セ・ラ・ノ。
Track 1「SKELTON」
アルバムの1曲目を作ろうということでプロデューサーのR.I.K君のスタジオにお邪魔して、僕の1st Albumで客演として参加してくれたDVKE君にも協力してもらって出来た1曲です。
この1年の葛藤を歌詞で上手く表現できたと思っていて、自分でもとても気に入っている曲です。
Track 2「6.12INCHES (feat. T-STONE & Masato Hayashi)」
1st Albumを出したタイミングではすでに出来ていた曲で、最初からT-STONEさんとMasato Hayashiさんにお願いしようと決めていたのですが、想像以上のバースが届いて感動しました。
自分はSNSとかでの誹謗中傷とかを見るとすごく歯痒く思うことが多くて、そういったヘイトに対してのメッセージを込めた曲でもあるので、当時のiPhoneの画面サイズになぞらえてタイトルをつけました。
Track 3「BESIDE YOURSELF」
POPなトラックでラブソングを書きました。
キャッチーでとても聴きやすい曲になっています。そばにいてほしいのにいられないもどかしさを表現しました。
Track 4「HEADLIGHT」
この曲は、少し暖かくなってきたなと感じる季節の変わり目に片想いをしているという曲です。女の子を追いかけ、突き放されてを繰り返し、それでもまだ追いかける。切ないようで期待感も高まるラブソングになっています。
4/3にRemixも配信されました。客演にはTade Dustとidom入っていただきました。ぜひ聴いてみてください。
Track 5「RUNNING」
RAPSTARのHood Stageくらいにはすでに完成していた曲で、プロデュースは実の父でもあるSoul9です。
あの頃だからこそ出来た1曲だと思います。
Track 6「DIGRESSION」
この曲もプロデュースは父のSoul9で、東京で料理人をしていた頃のことを思い出して書いた曲です。
電車に揺られ毎日同じように出勤し、このまま自分はどこに行き着くのかわからない恐怖と疑問を表現しました。
Track 7「LET YOU DOWN」
ビートはTBT on the Beatz。
音楽一本で食べていくと決めたとき、親戚やたくさんの人に心配され、すごく自分に自信が無くなっていました。
そんな自分に、そして心配してくれたみんなに向けて「心配するなよ」というメッセージとして書いた曲です。
Track 8「WASTED」
ビートはDon Tecchで、このアルバムの2〜10曲目まで全部MIXをしてくれています。Don Tecchとの出会いが僕の作る曲をさらに進化させてくれたと思っています。
残された時間が少ない自分に無駄に出来る時間はないという曲です。
Track 9「AUTOMATION」
俺がお前の人生を保証する。優しいギターサウンドに強気な想いを書いた曲です。
フックのメロディーがとても気に入っていて、包み込まれるような雰囲気になっています。
Track 10「LA FIN DU JOUR」
アルバムのラストソング。ゴールが見えない中で苦しみ、自分がどんどん縮こまっていくように感じてしまいがちですが、ほんの少しの幸せを見つめてこれからも歩いていこうという曲です。
このアルバムの集大成として今の自分の本当にありのままを表現出来ました。
最後に
今回のアルバムは前回とは打って変わって、ネガティブなアルバムになりました。ですがこれが今の自分です。聴いてくれる人が少しでも共感してくれたり、力になれれば幸いです。
そして5/24 日曜日 18時OPEN 代官山ORD.にて初ONE MAN LIVE “S(CATED)”を行います。最高の時間をお届けします。ぜひ足を運んでください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

AIRIE
高知県四万十市出身のラッパー、AIRIE。AbemaTV『RAPSTAR 2024』にて全国5,785名の応募者の中から上位8名に選出され、「CAMP STAGE」まで進出したことで注目を集めた。一度聴いたら耳を離れない特徴的な歌声と、メロディアスなフロウ、詩的なリリックを兼ね備え、内面の揺らぎや日常の機微を音楽的に描き出すそのスタイルは、ラップという枠を超えて聴き手の感情に静かに染み込む。2025年には、WWWが主催する新世代ヒップホップイベント「YOUNG PRO」に出演し、その存在感を確かなものとした。情感豊かな声と叙情的な世界観で、次世代を担うアーティストとして今後の活躍が期待されている。
