jaff インタビュー 「自分自身が楽しんで作業をしている時が良い曲を作れるピーク」国内各地のアーティストに幅広く楽曲提供する注目若手プロデューサー

2019.10.27


jaff インタビュー |「自分自身が楽しんで作業をしている時が良い曲を作れるピークだと思う」全国のアーティストに幅広く楽曲を提供する注目の若手プロデューサー/ビートメイカー【IYOW 】

和歌山を拠点に活動する20歳の新進気鋭プロデューサー/ビートメイカー jaff (ジャフ)。qbu含む地元の仲間とのmilfloungeでの活動をはじめ、国内各地のアーティストへ精力的に楽曲を提供。メロウかつ楽曲の魅力を最大限に引き出すその空間的な音使いはグローバルなテイストも感じさせ、自身名義の1st single「Text Me (feat. MADz’s)」はSNSはじめブログ等でも高く評価を得る。立て続けにREViとBilly Laurentという注目の若手ラッパーを迎えた「Young Love」を発表。11月4日には、その「Young Love」を含む15組の豪華客演陣を招いた1st Album『LOSTCHILD』をリリースと、ますます活動のアクティブさを増すjaffに話を聞いた。

IYOW : A series of interviews with featured beat makers / producers / composers


jaff

和歌山出身、1998年生まれの現在20歳。

2016年からトラックメイクを始める。

日本全国のアーティストに幅広く楽曲を提供しており依頼が止まない今後注目株の若手プロデューサー/ビートメイカー。

 
——キャリアスタートのきっかけ

元々は地元でDJとして活動をしていたんですけど、自分でビートを作りたいと思い始め現在のキャリアに至ります。

DJを始めるきっかけとしては地元の同級生にReVeRSe (現 : qbu)ってラッパーがいて、そいつのLIVEを初めて見て衝撃を受けて「こいつに専属のBACK DJがいないなら俺がなる」って、当時はそこまで仲が良い方じゃないのに勝手に決めていました(笑)。

 
——ターニングポイント

その後、先ほど紹介したReVeRSe含め地元の仲間達と “milflounge” として地元の和歌山でLIVEやMIXTAPEのリリース等の活動をしていました。

あるタイミングで仲間がJailされちゃったんですけど、Jailされている間に残った仲間はだんだんと足が止まっていく状態になっていたんで、元々親交の深い長崎のMADz’s含め県外のアーティスト達と曲を多く作る機会が増えました。

その流れで、2019年5月に自分名義で「Text Me (feat. MADz’s)」をリリースしました。その曲の反響が良くて以前よりも依頼が増えていってるって感じですね。みなさんありがとうございます。


jaff インタビュー |「自分自身が楽しんで作業をしている時が良い曲を作れるピークだと思う」全国のアーティストに幅広く楽曲を提供する注目の若手プロデューサー/ビートメイカー【IYOW 】

「Text Me (feat. MADz’s)」 各配信ストア : https://linkco.re/MdXVVNPS


jaff インタビュー |「自分自身が楽しんで作業をしている時が良い曲を作れるピークだと思う」全国のアーティストに幅広く楽曲を提供する注目の若手プロデューサー/ビートメイカー【IYOW 】

「Young Love (feat. REVi & Billy Laurent)」 各配信ストア : https://linkco.re/3xs4pb7r

 
——制作環境

現在の使用機材は、ほぼラップトップとMIDIキーボードだけで MacBookPro 内で LogicProX を使用して制作してます。

恥ずかしながら、使用しているプラグインも大体はLogic内に既存の物を使用していて、最終的には曲をパラデータに分けてエンジニアに渡してMixing, Masteringもして貰ってます(笑)。いつかちゃんと勉強します🙇

 
——ビートメイクのプロセス

いつも気が付くとラップトップに向かっているので、自分の気分によって沢山曲が作れる日があったり、調子の悪い日だと1曲も作れない日もあります。

「今日はダメだな」って思ったら即ソフトを閉じてNetflixがYouTubeを見るか友達と一緒に遊びに出かけますね(笑)。夜中に帰宅して寝る前に急にスイッチが入ってそれから作業を開始する日も多々あります。

 
——ビートメイクポリシー

基本的に心がけているのは、作業していて楽しんでいる間に曲を完成させることです。

あくまで音楽なので自分自身が楽しんで作業をしている時が良い曲を作れるピークだと思っています。無理して曲を作ろうとしても良い曲が出来ないような気がしてて… 締め切りがある場合はしっかり仕事しますけどね(笑)。ある程度メリハリをつけて制作に挑んでいます。

 
——最も影響を受けたプロデューサー/ビートメイカー

沢山いるのですが、韓国のプロデューサーチームのGroovyRoom。サウンド面や曲調の振り幅がすごいですよね。聴くとGroovyRoom節が出ていて「あぁ 凄いな」っていつも思わされます。

自分も最近よく人から「韓国のR&Bっぽいトラック作るね」って言われることが多い気がするので影響を受けている気がします。自分もネームタグ欲しいので誰か作ってください(笑)。SNS等のDMで連絡待ってます(笑)。

 
——影響を受けた楽曲

SZA – The Weekend

聴き心地、リリックの内容も思わずニヤけてしまう1曲です。悪い女だなーって。

 
H.E.R. – Best Part (feat. Daniel Caesar)

ロマンチックで恋人とこの様に素敵な関係性でいたいと思わされます。

 
Summer Walker – Girls Need Love (with Drake)

夜に車を走らせながら聞くとエロい気分なります(笑)。

 
どれも名曲中の名曲です。R&Bが1番好きなジャンルかも知れませんね。

 
——My favorite works / 自分の作品からのお気に入り

Lazzy – more moon (feat.ness wet)

僕が1年ほど前にプロデュースした、Lazzyの1st Album『sweetness.』に収録されている曲です。曲全体のバランスも良く聴きやすい1曲になってます。上記のようにYouTubeでMVも公開されているのでぜひ見てください。

 
——Message

2019年11月4日(月) に 1stALBUMをリリースします。ぜひ聴いてみてください!

 
Info

jaff 1st Album 『LOSTCHILD』


jaff インタビュー |「自分自身が楽しんで作業をしている時が良い曲を作れるピークだと思う」全国のアーティストに幅広く楽曲を提供する注目の若手プロデューサー/ビートメイカー【IYOW 】

2019.11/4 (mon)
Available on all streaming platforms

Featuring “15” Artists (A to Z)
ACE COOL / AURAL(MADz’s) / Billy Laurent / Daijo Kaisei / Gokou Kuyt / HARBEST / Kohjiya(MADz’s) / Lazzy(MADz’s) / ness / qbu / REVi / SUNNOVA / Tio / week dudus / 18scott

Artwork design by Goodthing (patric room)
Total engineering by Lazzy

【TRACKLIST】
1. Don’t Find feat. Lazzy
2. Gold feat. ness, week dudus
3. Loved feat. 18scott
4. qbu’s Interlude
5. Lostchild feat. 18scott, ACE COOL
6. Where You At feat. MADz’s
7. Clear feat. ness, HARBEST
8. Text Me Remix feat. MADz’s, Gokou Kuyt
9. Young Love feat. REVi, Billy Laurent
10. Unbalance feat. Tio
11. Loved (SUNNOVA Remix)
12. Clear (Daijo Kaisei Remix)

2019 milflounge St.

 

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