連載「ぼかぜんのおすすめボカロ曲」#2【isonosuke, 瀬名航, アモス & fujiyama, 佐藤 ちなみに, アオワイファイ, gaburyu, タチマナユ, ヒロモト ヒライシン, Lo-+, 裏水】

“ボカロPさんを全員フォローしたい”で知られる新世代のボカロリスナーぼかぜんが要注目のボカロP・ボカロ曲をキュレーションする連載「ぼかぜんのおすすめボカロ曲」。
日々発表される膨大な数のボカロ曲を幅広くチェックするぼかぜんが、毎月おすすめの楽曲をピックアップしていきます。ボカロ好きはもちろん最近ボカロに興味を持ったリスナーさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。
そして、おすすめ楽曲をまとめたTHE MAGAZINEのプレイリストもお楽しみください(記事最後にリンク)。
#2 ピックアップ楽曲(2025年5月2日更新)
1. isonosuke「超ルール」

AI歌唱ソフトVoiSonaの新キャラクター「ルウル」の公式デモソングとして書き下ろされた1曲。
音も言葉も遊び心があり、聴いているだけでワクワクしてきます。isonosukeサウンドど真ん中、チップチューン好きにはもうたまりません。
2. 瀬名航「aimai (2025ver)」

2015年に投稿された「aimai」が、なんと約10年越しのリメイク。
思春期にこの曲に出会い、救われた人も少なくないでしょう。
憂鬱な朝もこの曲があればきっと大丈夫。等身大の曖昧な悩みをポップに歌い上げて、私たちの背中をそっと押してくれます。
3. アモス & fujiyama「ハイウェイエンジェル」

要注目トラックメイカー2人が織りなす珠玉のエレクトロ。
神秘的な雰囲気が漂う序盤から、電子音にエレキギターが重なる終盤まで。1秒も余すことなくこの曲のカッコよさに浸っていました。思わず「ズルい!」と言いたくなってしまうほど、イカしている。
2人のコラボEP「熾天使になれたら」を聴けば、もっと鮮やかな電子の世界を覗けるかもしれません。
アモス & fujiyama「ハイウェイエンジェル」収録の「熾天使になれたら」
4. 佐藤 ちなみに「最低」

「最低」という曲名ではあるが、「最高」のサビ。
急かされるようなイントロから始まり、クライマックスで一気に音数が増え、こちらの気分も最高潮。まるで1つの劇を見終わったかのような、約2分の短さとは思えない満足感です。
5. アオワイファイ「SuperErai 極度絶賛-しなさい-」

「知らん。」や「EEYONA!」などの楽曲でもボカロリスナーに絶えず元気を与えてくれた、アオワイファイさんの最新曲。
熱のこもったロックサウンドから放たれる、これまたデッッッカい元気がリスナーの表情を照らしてくれます。
皆マジで偉い!
6. gaburyu「ドラゴメイト」

トラックメイカーgaburyuさんが手がける「メイドサントウィッチシリーズ」の最新作がリリース。
冒頭から攻撃的なまでのポップがリスナーを襲ってきます。でもそれが心地いい。
メイドサントウィッチシリーズの今後の動向も要チェックです。
7. タチマナユ「MP/OT」

ボカロPユニット サタスコの「タ」担当タチマナユさんの1st EP「White Point」から1曲。
どこかあどけなさが残る奇麗な音の波が、聴き手を包んでくれます。タチマナユさんの音に触れることができる、心の底から愛おしいと思ったEPです。
8. ヒロモト ヒライシン「忘れないように!」

ただ生きていくだけで難しい社会の中にも、確かにある輝きを見せてくれるロックナンバー。
ラスサビ前〜ラスサビの盛り上がりがとにかく最高で、感情を大きく揺さぶられました。ヒロモトさん本人が描くアニメーションも笑顔と興奮を届けてくれます。この曲との出会いを忘れないように!
9. Lo-+「spica」

lo-fiなサウンドとポエトリーが聴き手を癒すチルミュージック。
ナースロボ_タイプTがまるでASMRをしてくれているかのような。楽曲に深く沈み込む感覚が癖になります。ずっと聴いていたい。
10. 裏水「ラテアート」

優しいピアノとギターが奏でる爽やかで儚いロック。
今月の「ボカロの声と曲ベストマッチ賞」があれば、この曲が受賞すると思います。
また、突然始まる激しいギターソロにも心を奪われました。沢山の魅力が詰まった1曲です。
「ぼかぜんのおすすめボカロ曲」のプレイリストはこちら(毎月記事更新にあわせてプレイリストも更新されます)