連載「ぼかぜんのおすすめボカロ曲」#3【¿?shimon, Lidlic, 出雲井信乃, はざめ, 淡雪こだま, 凍傷のエト, R Sound Design, 爪楊枝地獄, 夜抒, mizuhoharukawa】

“ボカロPさんを全員フォローしたい”で知られる新世代のボカロリスナーぼかぜんが要注目のボカロP・ボカロ曲をキュレーションする連載「ぼかぜんのおすすめボカロ曲」。
日々発表される膨大な数のボカロ曲を幅広くチェックするぼかぜんが、毎月おすすめの楽曲をピックアップしていきます。ボカロ好きはもちろん最近ボカロに興味を持ったリスナーさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。
そして、おすすめ楽曲をまとめたTHE MAGAZINEのプレイリストもお楽しみください(記事最後にリンク)。
#3 ピックアップ楽曲(2025年6月2日更新)
1. ¿?shimon「虚無さん」

リズムゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』内に登場する音楽ユニット『25時、ナイトコードで。』に書き下ろされた1曲。
¿?shimonさんの持ち味の激しい音使いがリスナーの脳を振り回しにきます。声を捻りだすように歌うflowerも堪りません!
2. Lidlic「完全解答Q.E.D」

「これぞボーカロイド!」と言いたくなってしまうようなカッコよさ。
軽快なギターサウンドやバチバチでイカした電子音が曲を鮮やかに彩っています。この曲がボカロ曲の「完全解答」になる日も近いかも…!?
3. 出雲井信乃「メロトニン」

聞こえてくる音が全て気持ちいい!ポップでデジタルなミュージック。
カワイイ系のボカロ曲が好きな人には絶対刺さると思います。過去曲の要素も所々に盛り込まれており、ファンも大喜びの1曲になっています。
4. はざめ「リフレクト」

はざめさんの1stアルバム「HeretiC」より、爽やかでカッコいい「リフレクト」をチョイス。
重々しいdropから、歯切れの良いギターまで、思わず踊りたくなってしまいます。
エレクトロスウィングやキラキラポップも楽しめるはざめさんのアルバム、是非聴いてみてください。
5. 淡雪こだま「欠乏」

リスナー待望の活動復帰を果たした淡雪こだまさんの、現名義初投稿がサブスクリリース。
壮大なオーケストラサウンドが、リスナーを一気に淡雪こだまさんの世界へと誘ってくれます。この曲の、いや、淡雪こだまさんの曲でしか得られない高揚感が最高です。
6. 凍傷のエト「さよならコネクト」

サラサラとしたナースロボ_タイプTの声と4つ打ちのリズムがとても心地いい。そして、そこからのサビの開放感が本当に素晴らしいです。体が数センチ浮きました。
光を放つようなサウンドをしたこの楽曲ですが、実は歌詞は暗いものになっています。気になる人は是非凍傷のエトさんのnoteをご覧になってみてください。
7. R Sound Design「アリス?」

R Sound Designさんが送る、繊細で儚いドラムンベース。
高層マンションのベランダから顔を出し、夜風にあたりながら聴けたら最高だろうな、と思ってしまいます。耳が気持ちいい。今月の永遠に聴いていたい枠です。
8. 爪楊枝地獄「灰色は夏に歪む」

夏の暑さが伝わってくるような、歪みが気持ちいいロックナンバー。
ライブハウスでこの曲が流れたなら、縦に振る頭が止まらない自分の姿が容易に想像できます。
爪楊枝地獄さんがベースボーカルを務めるバンド「カリカヌル女子子」も要チェックです。
9. 夜抒「聖者の行進」

こちらは夜抒さんの1stアルバム「dp」収録の1曲。
落ち着いて、かつ不思議な空気が漂うオシャレな楽曲になっています。リズムに合わせて歩きたくなってしまうこと間違いなし。
「dp」にはデビュー作の「フランケン」や、ボカコレ参加曲でありクールなレトロロックの「劇終」なども収録されているので、そちらも聴いてみてください。
10. mizuhoharukawa「どうして」

宮舞モカが問いかけるように語りかけてくるポストロック。
これ、ズルいです。オタクが大好きなギターどドラム、それにマッチする宮舞モカのポエトリーと歌の上手さ。本当にズルい。最高です。
「ぼかぜんのおすすめボカロ曲」のプレイリストはこちら(毎月記事更新にあわせてプレイリストも更新されます)