邦ロック特集「Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場」#23【圭十、primitiv.、Atlas Youth、Slimy Morning、Head Hunt、インタールード、あまり、FFEINE、ハイパー地球人、ベアディーコリー】
“先取り邦ロック”を武器に音楽ライターやイベント企画で活動する遊津場が、その月に気になった邦ロック楽曲を10曲セレクトする【Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場】(毎月更新)。
「若手が中心となるので、新たな発見があるはず!あなたをコアな邦ロックリスナーにさせてみせる!」と遊津場は息巻いてるとか何とか。
以下、セレクト楽曲を遊津場が解説。また、本記事の解説とともに、セレクト楽曲をまとめたTHE MAGAZINEのプレイリストもお楽しみください(本ページ下部にURL、またはApple Musicにて「遊津場」で検索)。
1. 圭十「鳴らして」

京都のエモ・パワーポップロックバンド。先月1st EP『WEATHER』をリリースし、今月10日に京都GATTACAにて若きオルタナパワー一色のリリースイベントを行います。
自らのバンド活動も踏まえながら、天気のように変わっていく事象を肯定したいという思いが込められており、この曲は迷い惑いながらも変わらない真っ直ぐとした強さを、そのままパッケージしたような楽曲。小細工がなくてグッドです。
2. primitiv.「空想ハイライト」

現役大学生4ピースロックバンド。初音(Vo./Gt.)の真っ直ぐとした歌声に、歌詞だけでなくサウンドにもストーリー性が強く感じられて、将来的にアニメやドラマのタイアップにベストマッチする姿が想像できます。
この曲もキラキラと輝く青春や若者の無限の可能性をしっかり描いていて背中を押されます。慶応大学の大学祭・三田祭オフィシャルソングの最終候補にもなっています。
3. Atlas Youth「春愁」

現在の関西バンドシーンは彼らに“揺らされて”います。京都の4ピースロックバンドで大阪のMINAMI WHEELだけでなく、東京のKNOCKOUT FESにも選ばれるなど、期待値は全国区に。
ドラマチックかつ、等身大の若者の姿で寄り添ってくれる描写力もあり、最後の最後まで心のグラデーションを丁寧になるき(Gt./Vo.)も歌います。一過性ではない青春ロックをこれからも生んでいくでしょう。
4. Slimy Morning「META」

東京ジャンルレス・ポップロックバンド。飽きさせない楽曲展開を持ち味としていますが、この曲はまさにその真骨頂が爆発。変則的な質感と少し気怠げな門川恭也(Gt./Vo.)のボーカルがパラレルナイトワールドに連れていきます。最後まで聴き逃さないでください。
そんな彼らはここから12月まで4ヶ月連続リリースも発表しています。読めない音楽の手札に踊りましょう。
5. Head Hunt「地雷と自壊」

バンド名の通り、ヘッドハントで集まったメンバーで結成。JAPAN JAM、閃光ライオットファイナルと大舞台を踏み、現在受験で活動休止中。Pitch Blueとの対バン楽しみにしてます。
この曲からも分かる生半可な気持ちで音楽を鳴らしていない気持ちと、もしそこに付いて来てくれるなら本気で守ってあげるという気持ち。いつかの初ワンマンで鳴らされる時の感動ったらないでしょう。
6. インタールード「歓声よりも」

全国9カ所を回る「君の本音を知りたいツアー」も絶賛開催中。新体制になりましたが、ノンストップでライブハウスで躍動し続けています。
そんなライブバンドであるインタールードが何に向けてその爆音を鳴らしているのか分かり、共鳴し合える曲となっています。丁寧に見てきた景色を整理したことが伝わるので、ただ無闇に言葉を投げつけるのを聴き手も止めようと思えます。「月に願って」もオススメです。
7. あまり「ダチュラ」

様々な受賞経歴のある歌・作詞・作曲・編曲・ミックス・マスタリングまで自宅スタジオで制作しているシンガーソングライター。
多彩な楽曲を作り、歌いこなす中で、今作は自分の中にいる“もう一人の自分”と、答えの出ない問いを投げ合うような感情を描いたオルタナティブナンバー。曝け出した言葉と洗練されたサウンドには、素直になれないけど、この愛には気付いて欲しいという葛藤が伝わります。
8. FFEINE「恋に落ちて」

2002年産、「声を、曲を、自由に愛して。」をモットーに活動しているソロアーティスト。
ワンシーンワンシーンが目に浮かびながら進んでいくラブストーリー。オシャレなサウンドの中にも、少し背伸びをしていたり、本当は熱い気持ちで手を伸ばしていたりしている隠しているハートの部分が見えていて「バレてんぞ」って悪戯っぽくあなたに言ってもらいたい。
9. ハイパー地球人「そのあとのはなし」

こちらも京都の4ピースロックバンド。来世まで届く愛の歌。この感動的なバラードロックナンバーを生み出すのに、どんなきっかけがあったのかが気になります。別曲「行ってきます」との繋がりも感じます。とにかく覚悟を持って歌を届けているのだと思いますし、展開もスッと入ってくるセンスがあります。
記憶を紐解き、あの時の感情を爆発させる、等身大の地球人のロックをあなたに。
10. ベアディーコリー「ベストセラー」

バンドサウンド以外も積極的に取り入れて、歌い方1つにも様々な彩りをギュッと詰め込んだポップロックでハッピーに。そんなこの曲を楽しく聴いていたら、その姿を見た気になるあの子と急展開!?
見放題やライブハウス主催の全国ツアー・KAZAANAも経験し、一回り成長して12月から1月にかけて初の東名阪ツアーも行います。魔法をかけていきましょう。
「Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場」プレイリスト