邦ロック特集「Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場」#22【Laments、山田タケシ、Pitch Blue、降之鳥、yoursヅ、思想に溺れた夜、ルナーカス、Romansquall、CRYSOON、大東シングル】
“先取り邦ロック”を武器に音楽ライターやイベント企画で活動する遊津場が、その月に気になった邦ロック楽曲を10曲セレクトする【Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場】(毎月更新)。
「若手が中心となるので、新たな発見があるはず!あなたをコアな邦ロックリスナーにさせてみせる!」と遊津場は息巻いてるとか何とか。
以下、セレクト楽曲を遊津場が解説。また、本記事の解説とともに、セレクト楽曲をまとめたTHE MAGAZINEのプレイリストもお楽しみください(本ページ下部にURL、またはApple Musicにて「遊津場」で検索)。
1.Laments「ism」

高校の軽音部で結成されたオルタナティブスリーピースロックバンド。ROJACK2026 SUMMERのファイナリスト。
平成一桁おじさんの私が本来そうだと思っていたオルタナロックを鳴らしてくれています。広義になりすぎたオルタナを引き締めてくれているように感じて私は気持ちいい。1分54秒、ただひたすらにあなたの中の“君”を追い求めてください。
2.山田タケシ「航海の片隅」

この出会いによって、あなたの中の山田タケシ像が変わります。5月のデビュー曲「さよならにByeBye」のMVも5万再生を超え、大型サーキットフェスにも出演してきているJ-POPアーティスト。
2曲目となる今作は“航海”と“後悔”を重ねながら、もう二度と会えない人への想いと、捨てきれない記憶を描いたロックバラード。そんな声で〈行かないで〉と歌われたら泣けてくる。
3.Pitch Blue「螺旋」

“神戸 衝動“を掲げるスリーピースロックバンド。今年の十代白書、閃光ライオットでファイナリストとなり、じわじわと注目度が高まっている関西次世代の有望株。
そんな彼らの待望の初サブスク配信曲。成長するたびに無関係と思ったものも関係してくることを知りながらゴールに進んでいく人生に惑いながらも、”生きる”を続けようと思えるナンバー。
4.降之鳥「となり」

生命を爆発させる彼らのライブを見れば、人間そのものの底力を信じられるようになる京都のロックバンド。ちなみに岡田(Gt)は前項のPitch Blueのレコーディングやミックスを担当しています。
あえて社会人に向けて絞った紹介文を書くなら、クッソ暑い午後にスーツを着て歩き回っている俺は何をしているのかと、分からなくなったら聴いてみるべきです。前を向けます。
5.yoursヅ「ウチに惚れなきゃおかしい!」

今どきの女の子の心をキャッチーに表現した楽曲を武器に、SNSやライブハウスでも評価を上げていき、各地のサーキットフェスにも欠かせなくなっているバンド。共に武道館を目指す新メンバー募集中。
遠回しなエモい片想いラブソングに疲れた人はこの新曲を聴けばいいかと思います。ユニークにも「言えない気持ちを代わりに叫んでくれるのがロックバンド」という役割はしっかり果たしてるんだよなぁ。
6.思想に溺れた夜「バンドなんて辞めちまえ」

一度溺れたら抜け出せない深い愛を歌うロックバンド。先日のタイトルツアーも「宗教勧誘ツアー」。7月12日にDaisyBarでワンマンライブを行いましたが、9月はなんと日韓ワンマンツアーを実施。信者に国籍は関係ないようです。10月にはましゃ。によるベーシストソロワンマンも開催。
そんな独自な展開を見せる彼らが真っ直ぐにバンドに対する決意を歌っています。ある意味アンサーソングです。
7.ルナーカス「未完成ミライ」

バンド名はルナー(月)+サーカスを合わせた造語とのこと。ふと月を見上げれば、そこではサーカスが行われていて、見てるうちに嫌なことも忘れた。そんな感覚を音楽で届ける名古屋発ロックバンド。メンバーの服装も月光騎士団みたい。
バンド名のファンタジックな感じと希望に溢れた輝きはこの楽曲にも詰め込まれていて、夢を持って今を駆け出す力をサウンドと歌詞で与えてくれます。
8.Romansquall「sick GIRL」

どんなジャンルも感情も巻き込む暴風警報な4人がチューンコアに登場。今作は世界に馴染めない者たちに即席ではない愛を与えて一緒に逃避行を目指すナンバー。その傷だらけの腕を伸ばしたら、掴んでくれるのがRomansquallです。
5月の主催ライブも大盛況でしたが、11月にも東阪で開催決定。なんとチケット代は1,000円。その間にも魅力的なイベントに続々決定の彼らを見逃すな。
9.CRYSOON「by my side」

大阪のライブバンド。9月22日に心斎橋BRONZEにて今作のリリースイベントを開催します。The Rusted Crown、健やかなる子らとCRYSOONも含めて心斎橋BRONZEに欠かせない3組によるスリーマンです。
洗練されたサウンドに心地よく乗っていく言葉のリズムと運命に抗う願いの強さが心に響きます。先日ライブも見ましたが、強い解放感を浴びせたのはたしかこの曲。
10.大東シングル「私だけって証明して」

レトロ感のある品のあるミュージックを奏でるソロプロジェクト。そこに本人の醸し出す独特な温度感の雰囲気も相まって、どこか見ていると引き込まれてしまう人形のような不思議さもあります。
この曲はそんな中毒性も、ガーリーならではの鋭利さもあって、非常に魅力的。他の曲を聴いても、いつか女の子の心を刺しまくる楽曲で世間を席巻する必然的なミラクルを起こす気がしています。
「Monthly Core-Rock!! Select by 遊津場」プレイリスト