【このリリースがすごい!】demipogune「オーマイゴ!」| ベースが躍動する、2026年のキラーチューン

コラム・特集
2026.10.9
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音楽ファンは要チェック、注目のリリースをレビューする特集企画『このリリースがすごい!』。今回は、demipoguneのシングル「オーマイゴ!」を紹介。


本楽曲に興味を持ったきっかけは、Xのとある投稿だった。「ここのベースライン」がありえないと言いながら、耳コピしたベースを披露していたのだ。

実際にdemipogune「オーマイゴ!」を聴き直しても、音の作り込みが尋常ではない。それも、アイドルソングだからこそ振り切れた、超絶テクニカルなヤバさだ。

1分過ぎ、ラップへ切り替わる手前でベースが前に出てくる。スラップに速弾き、音程を滑らせるグリッサンドまでが短い時間に詰め込まれ、アイドルソングの伴奏の枠を軽々と飛び越える。

これがバンドなら、再現性やバンドとしてのコンセプトを考えると、このアイデアをこの切り口で、このサウンドに仕上げることはまずないだろう。だからこそ、「オーマイゴ!」の世界観は孤高なのだ。

ここで改めて紹介すると、demipoguneは「Electro Idolic Funk team」を掲げて2024年6月にデビューしたグループ。現在は、おれのれの、カレンちゃん、凄愛乃モナ、和田輪の4人で活動している。本作の作詞・作曲を手がけたのは、グループのプロデューサーでもある橋本樹。キイチビール&ザ・ホーリーティッツで活動したベーシストであり、「オーマイゴ!」でも自らベースを弾いている。さらに、ギターやプログラミング、録音からミックス、マスタリングまで担当しているのだとか。

キイチビール&ザ・ホーリーティッツを知っている人なら、橋本樹がどれだけ音にこだわる人かは想像がつくはずだ。今作も、単に「アイドルソングだから面白い方向にトンチキやってみました」というノリではない。こだわるところにとことんこだわったクリエイティブが、しっかりと伝わってくる。

なお、聴きどころはサウンドだけではない。

歌との組み合わせもポイントなのだ。トラックの作り込みと力の抜けた歌声の取り合わせが絶妙で、ボーカルも含めた音の足し引きがちょうど良い。情報量が多い楽曲でありながら、耳に心地よく、何度でもリピートできる。逆にいえば、そのバランスの中で明らかにベースが躍動しているからこそ、ベースの良い意味での異質さが際立つのだ。

サビでは「オーマイゴ!」というフレーズをリピートし、驚いたときの英語の感嘆と日本語の迷子を重ねてみせつつ、ここぞというタイミングでは合いの手が入る。日本語を起点にしたビートの落とし込みも素晴らしく、言葉の面でも気持ちの良い楽曲になっているのだ。

サウンドでもボーカルでも歌詞でもリズムでも聴いていて楽しい楽曲、それがdemipogune「オーマイゴ!」。

2026年の新たなキラーチューンが誕生した瞬間を、みたなーと感じる。



demipogune「オーマイゴ!」

demipogune
シングル「オーマイゴ!」

2026年9月28日配信リリース
音楽ストリーミングサービス各リンク https://linkco.re/U8RUuZbt

 
 

この記事の執筆者
ロッキン・ライフの中の人
ロッキン・ライフという音楽ブログとイベントを運営している中の人です。

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