aimi インタビュー | そのサウンドはTokyoから世界へ ― R&Bシーンで早くも注目を集める新星アーティスト【Who’s NXT】

2020.6.4


aimi インタビュー | 確かな実力とキャリアで新たな活動をスタートする注目のR&Bシンガー・ソングライター【Whos NXT】

aimi

R&Bシンガー・ソングライター。幼少期にソウルやディスコミュージックを聴き始め、 90’s, 00’s R&Bに影響を受ける。学生時代に留学先のイギリスマンチェスターでライブオーディションに出場し、 アジア人として初優勝。歌手の道に進むことを決意する。長年のライブ活動と自主制作を経て、2020年 “aimi” として新たなプロジェクトを始動させる。

Who’s NXT : A series of interviews with featured artists


——はじめにaimiさんが音楽に興味を持ったきっかけを教えてください。

幼い頃から家族の前で歌うのが大好きで、小学校の頃は母に買ってもらった光るキーボードを適当に弾いて歌っていました。その頃にソウルやファンク、ディスコチューンにハマって、ラジオやオムニバスCDで洋楽を聴き始めました。高校生の時に、父のアコースティックギターを引っ張り出して、曲を作ったことがきっかけで、曲作りに目覚めました。

 
——留学先での経験が本格的な音楽活動のはじまりだそうですね。

20歳の時、イギリスのマンチェスター大学に交換留学していたのですが、現地のオーディションに出場して優勝したことがきっかけで、本格的に活動するようになりました。オーディション番組のAmerican Idolのような感じで、選ばれた人が次のステージに進み、最後にはライブステージが用意されていました。当日は沢山のオーディエンスが来場して、生バンド、ビッグバンドと一緒に歌えたので、とにかく楽しかったです。最後の結果発表で “aimi! aimi!” と会場中が名前を叫んでくれた時のことは今でも忘れられないです。

 
——現地の方に混ざっていきなりのオーディション優勝だったんですね。その後帰国されて日本で活動されている?

そうですね、今は東京を拠点に活動しています。

 
——先日、初作品となるEPをリリースされましたね。

5月29日に配信リリースされたデビューEP『Water Me』は、世界でも通用するR&Bを目指して作った作品です。プロデュースにShingo.Sさんを迎え、実力派R&Bシンガー・isseiくんがフィーチャリングで参加しています。ビジュアル撮影は、青山テルマさん、加藤ミリヤさんなどのジャケットも手がける写心家217..NINAさんが担当しています。ミックスはGregory Germain氏、マスタリングはスターリング出身のAlex Psaroudakis氏が担当してくれました。どこに出しても問題のないサウンドクオリティに仕上がっています。

 
——その錚々たるお名前をお伺いすると、クリエイティブ含め、EPのあのクオリティも納得です。また、どういった楽曲を収録されているか改めてお教えいただけますか。

大切な友人に向けた謝罪ソング「Sorry」からはじまり、 惹かれ合う男女の募る想いを表現したデュエッ ト「Thinkin’」、一線を越えられない臆病な大人の恋模様を綴った「Show Me」、別れを覚悟しながらも、離れられない本音を歌い上げる「Pretty Lies」、必要不可欠な愛情を水に例えて軽やかに歌う異色作「Water Me」の5曲を収録しています。


aimi インタビュー | 新たな活動をスタートする注目のR&Bシンガー・ソングライター【Who’s NXT】

EP 『Water Me』 各配信ストア : https://linkco.re/8Ns74P8y

 
——楽曲はどのような流れで制作されていますか?

トラック先行で、メロディと歌詞を乗せていくスタイルで作っています。例えば、このEPの収録曲の中には、スタジオでトラックを制作している後ろで、同時にメロディと歌詞を作った曲もあります。トラックを聴き始めてから1時間で完成した曲が、今作のリード曲になりました(笑)。

isseiくんがフィーチャリング参加してくれた「Thinkin’」も同様で、一緒にスタジオでトラックを聴いて、その場でメロディを組み立てていきました。isseiくんの即興力とメロディセンスには圧倒されましたね。

 
——このタイミングで自分を知ってもらうにあたって、ご自身の特徴を伝えるとするならば?

H.E.R.、Summer Walker、Jhené Aiko、Kiana Ledé、Mahalia、UMI、Snoh Aalegraなどに代表されるContemporary R&Bに影響を受けています。東京を拠点に、日本語と英語でR&Bを歌っています。世界に音楽を届けられるような日本人アーティストを目指しています。


aimi インタビュー | 新たな活動をスタートする注目のR&Bシンガー・ソングライター【Who’s NXT】

 
——何名かアーティストの名前があがりましたが、改めて影響を受けたアーティストを教えてください。

aimiとしての活動を始めるきっかけになったアーティストでもあり、一番影響を受けているのはH.E.R.です。ボーカリスト、ソングライター、ミュージシャンとしてもリスペクトしています。『Having Everthing Revealed(全てをさらけ出す)』の略でH.E.R.という名前が、まず素敵だなと思いました。

私は今まで自分の中にあるモヤモヤや悩みを解決したくて、曲にすることで出口を見つけ出したり、浄化したりすることが多かったんです。プロデューサーのShingo.Sさんと初めてミーティングした時「もっとありのままを、わがままに歌ってもいいんじゃない?」と言われて、ハッとしました。全てをさらけ出してるつもりだったのですが、もしかしたら自分を受け入れられなかっただけなのかもしれないと思ったんです。そういった意味でもH.E.R.のような音楽性に挑戦したいと思いました。

昔から聴いているアーティストで言うと、Tori Kellyにも影響を受けています。YouTubeに動画を投稿していた時代から知っているのですが、メジャーになっても変わらず、ギター弾き語りスタイルを貫いていて、等身大な音楽を作り続けている彼女は素敵だなぁと思います。シンプルに歌が抜群に上手い。バンドやダンサーを従えていなくても、歌とギターだけで自分の魅力を余すことなく見せられるアーティストには憧れますね。

 
——楽曲でいうと、どういった曲に影響を受けましたか?

若手Neo-Soul・R&BシンガーのUMIが今年出した「Mother」は衝撃的でした。「母」と「母なる大地」を重ねて、『私たち人類は大切な人、地球を守っていかなければならない』というメッセージと、地球への感謝を歌っている曲です。大事なメッセージが込められていますが、決して押し付けがましくない。映像では、環境問題に訴えかけながらも、実の(日本人の)お母さんが出演していて、そのバランスがすごい作品だなと思います。UMIは日本語の「海」から来ているそうですが、私の本名にも「海」がついてるので、勝手にシンパシーを感じています(笑)。

 
H.E.RのTiny Desk Concertsでのパフォーマンスは何度観たかわかりません。「Focus」でピアノを弾き語りしながら、バックコーラスの二人と自由気まま、自由自在に歌っている感じがたまらないです。彼女のようなミュージシャンシップを持ったアーティストになりたいなと常日頃思います。

 
Destiny’s Childの「Say My Name」。『周りに誰もいないのなら、私の名前を呼んでみてよ』と電話越しにジェラってるというリリックに、世界中の女子が共感したであろう名曲。昔、カラオケで友達とよく歌ってました。Bメロは交互に歌うんですが、先攻は早口すぎて、歌えないんですよね(笑)

 
Jhené Aikoの「Speak」。フリーフロー(最初から最後まで通して)で歌うこと、全てのトラックにシンギングボールの音を入れることにこだわった「Chilombo」というアルバムに収録されている曲です。Jhené は決して歌い上げたりしないんですが、その歌声にヒーリング効果があると思います。本人も音楽を通じてヒーリングをしたいと日々勉強しているそうです。UMIもそうですが、R&Bとスピリチュアリティーをミックスしているアーティストが増えていて、それが今っぽいですね。長くキャリアを積んできて、音楽家として与えられたミッションを強く感じているのだと思いますが、今の時代に必要とされてる音楽なんじゃないかと思います。

 
——aimiさんは音楽活動をされるにあたって何か特に意識していることはありますか?

サウンド面では海外のアーティストと並んでも遜色ないクオリティとトレンド感を大事にしたいと思っています。ボーカルもソングライティングもまだまだなので、コツコツやって実力をあげていきたいです。

今はTuneCoreのようなサービスを使って、誰でも世界中に音楽を届けることができるから、いい時代ですよね。世界のどこの誰に聞かれてもいいような作品を出したいです。

あと、またH.E.R.の話になってしまうのですが、”R&B is not dead(R&Bは終わってない)” というスローガンを掲げて『Lights On Festival』というフェスを企画しているそうです。そういうスタンスにはとても共感するので、東京でもR&Bシーンを盛り上げていけるように頑張りたいですね。

 
——現在の音楽を取り巻く環境やシーンについて何か感じることはありますか?

TikTokやサブスクのプレイリストによって、世界に注目されるチャンスが増えてきているので、インディーアーティストにも大いに可能性があると感じています。デジタル配信が主流になってから、アーティスト同士がコラボすることで音楽が広がることも増えてると思います。リスナーに音楽を届けたいというのもそうですが、一緒にシーンを盛り上げられるクリエイター、アーティストにも今後出会っていきたいですね。

 
——最後に今後の予定などがあれば教えてください。

6月7日(日) に開催される「Moment Tokyo」によるオンライン・フェス『331VILLAGE』に出演が決まっています。Spincoasterが担当するライブ・エリア『SPINCONNECT』にて、お昼の12:00から出演します。配信ライブになるのですが、aimiとして初ライブお披露目になるので、かなり気合い入っています。当日はフィーチャリングアーティストのisseiくんと、キーボーディストの竹田麻里絵さんと出演します。YouTubeで無料視聴できるので、是非覗きにきてください!


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